やえまり     
八重鋺の発見・3

国際ストレス・マネジメント協会での演奏

私たちはいつも感覚対象(色・声・香・味・触・法)から情報を受け取っています。
その感覚器官(眼・耳・鼻・舌・身・意)が情報を遮断しない限り、ストレスは続きます。

座禅や瞑想は「意識の眼」を内部の観察に向けることにより、
感覚遮断することを目指しています。

シンギングボウルは「意識の眼」を聴覚と触覚に向けるのです。
まずそのゆっくりした音のリズムが、体内の生体リズムを同調させます。
また触覚に感じる波動は、体内の70パーセントの水分を泡立て、体内水分の変容をさせます。

左脳は言語野を司り、ストレスを増強させています。
左脳の働きを止めることが出来れば、多くのストレスは激減するのです。
そしてストレスに起因する発病も低下するのです。
音と波動のシャワーを浴びることにより、自然治癒力の活性化につながるのです。

ストレス低減の効果を知っていただきたく、
今年の5月14日代々木のオリンピック記念センターにおいて
ドニパトロ・ヒーリングのデモンストレーションを、心療内科医師・丸野廣先生主催のもと
国際ストレス・マネジメント協会での定例会で実験させていただきました。

なぜ響銅(さはり)で作るのか・
占星術による金属配合

占星術的解釈では金属の構成成分が、惑星に対応する体内の同じ成分を活性化させると考えています。
占星術は当時の先端科学でした。
空海も中国より「宿曜経」を渡来させたのです。
多くの配合をすることで、妙なる音が出て癒しの効果も高まるのです。

金属
惑星
太陽
火星
水銀
水星
錫(すず)
木星
金星
土星

青銅=銅+錫
真鍮=銅+亜鉛
響銅=銅+錫+鉛+銀

シンギングボウルの高級品は、この惑星に対応する七種の金属によって作っています。

鋺の数が多いのはなぜか?

八重椀が8個あるのはチャクラに対応する数を意識しています。
密教的思考法では、身体は粗大な身体と微細な(波動の)身体でできています。
その二つをつなぐのが、チャクラと呼ばれます。

ヨガにおいては、チャクラは会陰 丹田 腹 胸 喉 額 頭頂の七ヶ所になります。
真言密教では「シャキャラ」と呼び、額 右肩 左肩 胸 喉 壇上 頭上などを想定しています。

数はまちまちですが、どちらも5〜7ヶ所の位置を想定し、
そこに固有の振動と音を与えようとします。
同じ大きさのボウルでは、効果が無いと考えているのです。

もちろん現代の音階は、ドからドまでの8音階なのです。
資料によりますと十重の鋺もあるそうです。

チャクラをいくつに考えるかが、数が多い理由なのではないでしょうか?
数が一定でないのは、鍼灸のツボのように、考え方によって数のばらつきが出るからなのです。

八重鋺の音を聞く

以上のように八重鋺についての多様な考察を進めてきましたが、
願わくば奈良時代のヒーリングが現代によみがえり、
人々のストレスが減少することを祈ってやみません。

「まんだらや密教研究会では、毎月一回、芝公園のオフィスにおいて「宇宙の響きコンサート」と題して、
オーストラリア原住民アボリジニの楽器ディジュリドゥ奏者・モト田村君と共に演奏会を開催しています。
今後1200年眠っていた、八重鋺の響きが再現されることを期待してやみません。