密教タロットの智慧 

愚者・手品師・斎王

 思いをコトバにする日記を書く  


私の祖父は、貧しい家庭で生まれ育った。
しかし丁稚修行の末に新型ボイラーの製作で成功した人だった。

無口な祖父が、あるとき孫の私に語った。

「始めたら、どんなに苦しくても止めないことだよ。そうすれば、いつかは成功する。」



「手伝うなら、最後までやりぬくことだ。」

千と千尋の神隠しで、釜爺(かまじい=ボイラーマン)がススワタリを助ける千尋に語る。


人はたくさんの状況に囲まれていて、思ったことを行うことが難しい。

思ったことをどう実現させるのか?
若いときから考えてきた。

成功の秘訣は、いらない行動を捨てることだ。

私たちは誰かの価値観で、縛られている。
その価値観の縄を外して、自分の価値観を作り上げると、「他者は自分の心の投影」だと気づく。

そのために自分の心を分析しなければならない。
迷いが起こらないように、自分の意見をノートに書き、それを「なぜするのか?」という問いかけで分析した。

するとわからないことだらけだから、本を読まざるを得なかった。

私たちはよく目的と手段を混同する。
仕事をすることは、目的ではなくて、お金を稼ぐための手段に過ぎない。

ところが会社は、お金を稼ぐだけの人を歓迎しないから、心は二重構造になる。
お金を稼ぐためという心を、抑圧して見えなくしてしまうのだ。


 密教タロットの智慧  


私(0:愚者)は理想を求めて(山登りをするために)行動したいのだが、お金がないので仕事に付かざるを得ない。

そこで私は(1:手品師)のように、右に立つ人の命令どおりに地面を見ながら動かざるを得ない。
仕事の文字は、士(さむらい)が人に仕えている様子を描いた象形文字だ。
「さむらい」とはサブラウ人のことで、今ならばサラリーマンになる。

すると会社の先輩(2:斎王)が、この会社のルールを教えてくれる。
この人には、人生を楽しむために会社に所属しているということが理解出来ない。
ベールが罹っていて、他の世界を見ようともしないのだ。

3年後に会社を辞めてヨーロッパ・アルプスに登るために働いた。
先のことは何も考えていなかった。
岩に登っているうちに、いつか落ちるかもしれないと思っていた。

会社を辞めて、ヨーロッパ・アルプスに登り、帰路に中近東・インド・ネパールを陸路で渡った。
この体験がイスラム世界やインド世界の宗教に対する興味を湧き起させた。

そこで帰国して、本を読み始めた。(2:斎王)
そうして、千差万別の人々の心の奥には、共通の何かがあるということに気付き始めた。

それから23年、経営していた会社が傾き、昔心の奥底に秘められてしまった探究心に火が着いた。
仕事をやめて、再びインド・ネパール・チベットの探求(0:愚者)が始まったのだ。

探究心は、チベットの密教法具(バジュラ)を発見した。

チベット密教の曼荼羅を日本に持ってきて「まんだらや」という店を目黒不動尊の前に開いた。

1:手品師はさまざまな珍しい商品をテーブルの上に広げている。
これを売るために、さまざまな試みをしているうちに、気の商品であることに結びつき、盛鶴延先生から気功を学んだ。
気功がわからないから、バジュラが売れないということに気づいたのだ。

手書きの曼荼羅からも(万物から)気は出ているのだが、ほとんどの人が気づかない。
そこで「密教気功教室」を始めた。気は道教の世界観であり、風水に通じる中国の秘教だ。

またチベット曼荼羅を探求しているうちに、神聖幾何学というヨーロッパの科学の原点に行き着いた。

いまは、身口意とは身体性(気功=動作とイメージング)、口(波動=コトバと呼吸法)、意(世界観=密教タロット)だと思っている。

     
0:愚者は行動から学び、1:手品師は仕事から学び、2:斎王は過去の叡智から学ぶ。

さて、あなたは何処から学んでいるのだろうか?

私はこれからも、愚者のように歩き続けたい。

心を解き放つ(Free your mind)より深い真実を求めて!!