三角形の秘密
 
 脳内分析の三要素と印(ムドラー)  


「人の性格は、脳内のドーパミン、セロトニン、オキシトニンの量で決まる。」
とソニーの脳学者・茂木健一郎氏がTVで語っていた。

なに、新しいことかと思って話を聞いていたら、インドのヨガの思想を、科学用語で語っていただけだった。

ドーパミンが刺激中枢、セロトニンが安定中枢、オキシトニンが協調中枢を刺激するという。


ヨガでは、ラジャス(エゴ・活動)、タマス(暗黒・不活性)、サットヴァ(調和・バランス)の三つのグナがあるという。

真言密教では、宝珠(統合)、蓮(女性性・安定)、金剛杵(男性性・行動)の三つのシンボルが使われている。

           


哲学者ヘーゲルは、テーゼ(提案)、アンチテーゼ(否定)、ジンテーゼ(否定の否定)と動くうちに、アウフヘーベン(止揚・上昇)するという。

タロットでは、1:手品師、2:斎王、7:戦車(8:正義)に当てはまるかな?


                or


三つの要素の繰り返しで、脳内でも、現象世界でも万物は変化しているのかもしれないね!

だから三角形が、叡知の象徴になっていて、真言宗では印として掌で組むのだから!!

真言宗の印は、宇宙を再創造しているんだね!!

ピラミッドも、同じ発想でできたみたいだよ!!


 一切智印(サルバ・ジュニャーナ・ムドラー)  


エジプトでは、神聖幾何学という考え方がある。

世界中で三角形は叡知のシンボルだ。

インドのヤントラ、ユダヤの六亡星、日本の一切智印は胎蔵界曼荼羅の真上にある。


                     


第三の眼のシンボルだ。


さて、この眼を・・・どのように開いたらいいのだろうか?



 ピタゴラスと空海の三角形  


形には意味がある。

密教タロットでは、認識の四段階という。


最初のレベルは、五感での認識(形あるもの)。

次に言語認識(声字実相)。

次に象徴認識(シンボル)。

最後に直観認識(声が降りてくる)。


ピタゴラスのテトラクテュスは、シンボル認識の最初の段階だ。

そしてユダヤの叡知、ツリー・オブ・ライフはその発展形態だ。


            



空海の一切智印もこの延長線上にある。

このようなビジョンについて考えるときには、歩きながら考えることをお勧めする。

無心になることによって、天からのメッセージを受けることができるのだから。


 一円相と白い三角  


禅宗では、一筆で円を書き、円相と呼ぶ。

     

一円相とも呼ばれるこの図は、欠けたところがない円満具足の図であり、始点と終点が同じところにあるので、
無限であり空であるという般若心経の世界観を表している。

私たちの心に住んでいる如来は、仏の知恵に近づくために菩薩行(他者の救済)を行う。

それが五智であり、大円鏡智(すべては心の投影)なのだ。

錬金術ではこれをウロボロスの蛇と呼んでいる。



次の白い三角形は、色即是空のシンボル。


      イタリアのカニッツアの三角形

白い三角形は、自我(習慣性)によって作られた幻想だ。
そのような白い三角形(三辺を直線によって囲まれた図形)は存在しない。


白い三角形とは、私(狭い自我)のシンボルだ。
全体性(空)と一体になっているのに、見えてしまうのだ。


目線を変えれば、全体(空)と一体になっている部分(色)が見えてくる。