密教的思考法序説
K先生との対話(4)


お返事

今晩は、早速のお返事ありがとうございました。
ネパールのコパン寺院でのチベット瞑想コースは英語のテキストもあります。
必要ならば今度ネパールにいった時購入してきます。1,000円程度です。
レッスンは英語です。テキストを一回読んでおけば理解できると思います。

密教は一回自己を解体し、新しい神である自己を再構築する試みです。
自己の解体には、神秘体験やドラッグ体験、人生での挫折などが必要です。

このような体験は今の社会に対する大いなる疑問が生じてきます。
今の社会とは仮想現実なのです。

前回は、先生との違いを申し述べました。
私は先生が教育者として体験した人生が、理想主義的になりがちなフレームを
作ってしまうことを懸念しています。
ユングのように心療内科医師として生きると、清濁併せ呑む姿勢になると思うのです。

キリスト教は理想主義的だと思うのです。
5パーセントの理性と95パーセントの無意識で人間は動いているように思えるのです。
科学的フレームを追及すると、デカルトにぶつかるように、
自分とは何かを問ううちに、自分の特性を発見するように思えます。

洗脳に関しては苫米地英人さんの「洗脳原論」「や「脱洗脳マニュアル」をご一読ください。
今年の初めに彼と4時間ほど話す機会がありました。
彼はオウム真理教信者を脱退させるNO1の人でした。
人の心は「平和・理想」などのトリガーに反応し、「生きる意味」というアンカーを埋め込まれます。

マトリックスとは社会です。
貨幣経済社会は人々の役に立つと思われ成立し、人々の対立を作る原因になっています。
このマトリックスは仮想現実なのです。
詩人や童話作家だったら簡単にそういえます。

組織(マトリックス)は機能体(役に立つ)として成立し、共同体化(腐る)する。

これは真理です。
軍隊がそうであるように、国会という組織もそうです。
官僚の腐敗はそのことを教えてくれます。
私たちはそのことを学びとし、生きてゆかなければなりません。
マトリックス(胎蔵界)の反対語、ダイヤモンド(金剛界)とは人類愛なのかもしれません。

「これが密教だ」という話をついしてしまいますが、
これは真言密教ではなくて私の考えている密教的世界観です。
空海さんがテキストであり、今の真言宗ではありません。ご了承ください。
映画マトリックスもぜひビデオやさんで借りてきてお読みください。
ダビンチ・コードもいいですよ。宗教象徴学を学ばせてくれます。

学ぶということは、学ぶ人の「ひしゃく」で水をくみ上げるようなもの。
くみ上げているようでいて、「ひしゃく」の大きさが小さいと少ししか入らないし、
穴があいていれば漏ってしまう。

この対話が大いなる叡智ということを感じ、絶大なる好奇心があれば
「ひしゃく」は大きくなるものなのでしょう。
お返事楽しみにしております。

2004.11.29

次へ

戻る

top