チベット仏教の教え

薬師如来の真言


Tadyatha Om Bhakandzye Bhekandzye Maha Bekandzye Randza Samudgate Soha

テヤター オン ベーカンゼ ベーカンゼ マハ ベーカンゼ ランザ サムガテ ソーハー

薬師如来の成就法


観想(1)

 自分の頭頂10センチ上に蓮華がある。
 蓮華の中心には白い月輪があり、十方の仏の法身の真髄である根本ラマが、薬師如来の姿で座っている。
 薬師如来の身体は青く、青い光を発している。
 右手は右ひざの前で施無畏印を結び、親指と人差し指でアルラ草の茎を持っている。
 左手は禅定印で、手のひらに甘露(アムリタ)の入ったラピスラズリの薬壺を持っている。
 結跏趺坐で僧の赤い三衣を召し、如来の種々の相好を円満していらっしゃる。
帰依と発心

四無糧心

発菩提心

七支の祈り

曼荼羅供養

祈願文

観想(2)

 七仏薬師への祈り


観想(3)

 真言念誦、

 簡略冥想

 回向


薬師如来の修行の利益

 薬師如来の真言を念誦すれば、自分が服用している薬の効果が多いに高まります。
 あなたが他の人に投薬する場合も、同様です。

 まず自分の薬が入った壷を正面に観想します。
 壷の上に月輪があり、その中心に青いフーム字が立っていて、
 月輪の周りに薬師如来の真言の文字曼荼羅が時計回りに廻っています。
 あなたが真言を唱えると、文字曼荼羅から甘露が湧き出てきて、薬にしみ込みます。
 その後、種子と文字曼荼羅と月輪も薬に溶け込みます。

 これで薬は強力になって、身体の病気も精神的抑圧も癒す能力を持ちました。
 同時に病気の原因となった悪いカルマも、暗い気持ちもきれいにします。

 たとえばガンなどの深刻な病気で闘病中ならば、あなたの薬はその特定の病気を癒す力を得た、
 と観想してください。
 信心が深く真言念誦の数が多ければ多いほど、あなたの薬は強力になります。


チベット仏教とヨガの教え


            
        ※ヨーガの哲学(立川武蔵著)を参考にしています。

この本では「人間の行為には三つ要素が含まれる。」と述べています。

 (1)現状認識(世界観)
 (2)手段
 (3)目的


ヨーガという行為は、それ自体行為であるにもかかわらず、行為の止滅した状態を目指している。
それは行為にはカルマが付きまとい、カルマからの脱却とは、無行為の行為を求めざるを得ないのだ。



◎先日、友人と「日本人は解脱を求めないね。」と話しをした。
 人々の行為の元に、その人の現状認識(世界観)がある。
 日本人の中にある現世肯定的な面は、仏教的厭世感を理解できないのだろう。

◎10月18日、チベット僧ペンバ師をお招きし、仏教の教えを受けた。
 その際にも、厭世観から出離(解脱)を求める仏教は始まるとのお話しがあった。

 現状肯定的世界観で世界を観ると、支配されているという謀略史観は見えず、
 ただ苦しいだけの世界が見えてしまうのかもしれない。

 日本人においては、仕事という手段が、簡単に目的化する。
 すると趣味が仕事とならざるを得ないのだ。
 非宗教的日本人の人生にそれ以外の目的があるのだろうか?

◎心療内科医・村上信行先生と話していた時、
  「われわれの世代は学生運動という形で現状からの離脱を求める時期があったけど、いまはそれがなくなったね。」
  とのお話しがあった。

 人生の目的はインドではダルマ(社会的正義)・アルタ(財)・カーマ(愛欲の対象)の三つが重要視された。

 しかし、四住期(学住期・家住期・林住期・遊行期)というインドの人生観の思想には、
 学んで、稼いだ後に、林で冥想し、神々住む聖地を巡礼して、神々の元に還ることを究極の目的としている。

 これが、第四の目的である解脱なのだ。

 現世肯定の促進の道をたどり、究極的には精神的至福を求める寂滅の道を求めるのだ。
 四住期の前半が肯定の道であり、後半が否定の道になる。

 古典ヨーガ学派が目指した精神的至福は、純粋精神としての霊我を本来の状態に戻すことであった。
 サーンキャ哲学は霊我(プルシャ)という純粋精神と、世界展開の質料因となる原質(プラクリティ)とのニ原理によって
 世界の創造や精神の至福を説明する。
 霊我は観照者とも呼ばれるように、それ自身は原質の活動を見守るのみである・・・・・。

 チベットの思想のベースに、インドの思想が色濃く残っているように思える。

薬師如来真言伝授会・報告



2013年10月18日の金曜日、薬師如来真言伝授会にお集まりいただき、ありがとうございました。
ペンバ師の気さくなお人柄に驚いた方もいたかも知れませんね!
参加したY さんと、兄弟のようでしたね!腹回りのサイズも!



チベット僧は、厭世観から、出離(しゅつり)が始まるとお話ししてくださいました。

真実を知るとこのサンサーラである輪廻世界からの解脱を願うということです!

いま、チベットは、中国の支配下にあります。
日本もアメリカの支配下にあります。
そして賢い支配は、秘密情報保護法などにより支配構造を見せないようにされてしまいます。

いや、世界の真実を見ようとする叡知を与えず、TV で感覚器官(眼耳鼻舌身)の悦びだけを
私たちに洗脳しています。

あなたの考えていることは、誰かの言ったことなのです。

この状況から離れ、真実の世界を見てみましょう。

すると実はあなたが、世界を救う新人類(NEO)であることに気づくのです。

欣求浄土、厭離穢土・・・理想の世界を求め、サンサーラ(穢土)を抜け出したいものです。