クラトゥ:「この惑星は死にかかっている」
ヘレン:「だからあなたは私たちを助けに来たって言うの?」
クラトゥ:「「いいや、違う」
ヘレン:「でも、あなたは私たちを救いにきたって言ったんじゃない」
クラトゥ:「僕は地球を救いにきたと・・・言ったんだ」
ヘレン:「あなたは地球を私たちから守るためにやってきたのね」
クラトゥ:「そうだ人間というたった一つの種族に、
この惑星が滅ぼされるのを見過ごすことはできない」
「もし地球が死んでしまえば、君たちも死んでしまう。
しかし君たちが死ねば、地球は生き残れる。」
「これだけ広い宇宙にだって、これだけ複雑な生命体を維持できる惑星はいくつもないんだ。
僕たちはそんな貴重な惑星が滅ぼされていくのを、指をくわえてみているわけにはいかなかった。」
ヘレン:「そんなこと出来ないわ、あなたたちにそんな権利ないわよ。
それに、私たちにはこの惑星を変えることができるわ。
まだ時間は残されているはずよ。」
クラトゥは首を振った。
「僕らは長い間この星を監視し、変化が訪れるのを待っていた。
君たち人間がこの星をきっと変えてくれると期待もしていたんだ。
しかしもうこれ以上待つことは出来ない。
今すぐ僕たちが行動すれば、君たちが地球に与えたダメージを取り除き、
元に戻すことができる。地球は蘇ることが出来るんだ。」
ヘレンの眼には涙がたまり今にもこぼれ落ちそうになっていた。
ヘレン:「そんな、待って。そんなことはしないで。私たちは変えられるわ。」
クラトゥはうつむき、やがて辛そうに口を開いた。
「すでに決定は下されてしまったんだ」