スマホは曼荼羅世界だ!!

                       

私には・・・スマホが怖くて買えない。なぜだろうかと考えた。

私の友人たちは、退職し年金生活をしている。
彼らは、スマホどころか、携帯電話さえも持っていない。

自宅にある固定電話にたまにかかってくるのは、お墓の案内か、老人ホームへの勧誘の電話か、
振込み詐欺の案内か・・ゾーッ・・・。

ネット情報で作られた世界

2013年1月6日、韓国人で元巨人軍投手のチョ・ソンミン(39歳)が自殺した。

怪我で活躍できなかった彼は帰国して5歳年上の人気女優:チェ・ジンシルと結婚した。
しかし4年後に離婚。

その4年後、ネット上でさまざまな誹謗・中傷を浴びた彼女は、
噂への抗議として二人の子供を残して自殺した。

人々は「あんなにすてきな女優が、たががネットの中の噂によって自殺するなんて」とささやきあった。

元夫のチョ・ソンミンに親権が残り、子供の幸せのために子供を引き取ろうとしたが、
ネット上で掲載された「親権に反対する会」は一万人にもなり、社会問題化してしまった。

そこで彼は親権を放棄せざるを得なくなった。

今回の自殺はこのようなネット社会の怖さが底辺にある。

アイコンは曼荼羅(多様な世界)への入り口

スマホ画面のアイコンをクリックすると、もっと微細な世界に入っていける。

アイコンとはiconと書く、イコン(聖画)のことである。

胎蔵界曼荼羅にも聖画が書かれている。


           

画面右下部の不動明王をクリックすると、現実を生きる力が得られる。
このクリックは、滝行や不動真言を唱えることになる。

中央上部の文殊菩薩をクリックすると、この世を生きる智慧が得られるようになる。

中央左の観音菩薩をクリックすると、慈悲の優しい心が得られる。
観音巡礼をすることによってもっと、この世界に深く入っていける。

だから胎蔵界曼荼羅は、スマホの表紙ページなのだ。

作られてしまう現実


人は何もない部屋にいると退屈する。
テレビやスマホを開きたくなる。

そこで世界が広がるように思えるが、それはその世界のコードに「絡め取られ」ているということにもなる。
ブランドとはそうのようにして作られる。

情報発信の奥に居る支配者(建築家・スポンサー・カリスマ)は見えない。

どれがもっとも大切な情報であるかの判断を失い、現実とは何かを見失ってしまうのだ。
情報のコードは危険だ。

コード(cord)は縄のことだが、同じような発音のcodeは暗号のことである。

タロットではこの状況を「悪魔カード」と呼んでいる。
思考訓練もせずにその世界に入ると、その世界だけしか見えなくなるのだ。

悪魔(宗教教祖)がカリスマ(最高の人物)に見えてしまうのだ。
ブランド品が最高の商品に見えてしまうのだ。

住んでいる世界以外に素晴らしい世界はないように思えてしまうのだ。
(たとえば北朝鮮の人のように)

コトバを暗号として読めなくなり、コトバに支配され現実を見失うのだ。

コトバの奥に居る支配者に、支配されてしまうのだ。

仏教ではこれを「煩悩障:ぼんのうしょう」=「仮想された苦しみの現実」と呼んでいる。

空海の世界分析が曼荼羅


空海は1200年も前に、ネット社会の現実を解説している。

現実とは、声と字でできている。(声字実相)

その世界を分析すると、聖画と文字とシンボル(アイコン)と現実(四曼荼羅)で出来ているのだ。

だからあなたの話すコトバが現実を作っているのだ。(身口意の三密)

映画マトリックスでモーフィアスは言った。
「あなたにとっての現実とはなんだ、それは単なる電気信号に過ぎない。」

起こった出来事に、意味をつけるのはあなたなのだが、誰かのコトバで支配されているので、
人の認識により現実がゆがんでしまうのだ(十住心論)。


一神教の世界


私たちは生まれてからすぐに、この世の物語をプログラミングされる。
成功体験物語だ。

これを外れないようにするのが、儒教の考え方だ。

韓国は儒教の国だから、彼らにとっての世界は一つしかない。
一神教なのだ。

だから韓国にはキリスト教徒が多いのかもしれない。
一つの物語で満足しているのだから。

でも南から、北から、西から、やってきた民族の集まりである日本は、
多様な価値観を共有する、ゆるい国かもしれない。
神仏習合はそのような民族に合っているのだろう。


お寺で情報遮断

あなたも作られたアイコンに支配されることなく、たまには情報遮断したらどうだろうか?

お寺には、テレビもスマホも携帯も新聞もない。
そのような時間を過ごすことによって、肉もお酒も煙草も飲まないで・・・気づく本当の現実がある。

あなたの呼吸を観察してみよう。

お腹で大きく吸うと、鼻から肉体の隅々まで気が行き渡り、筋肉が活性化している現実を体感してみよう。

毛穴の一本一本が、呼吸していることに気づいてみよう。

心は無垢で円い月のように輝いていて、その奥にある魂は
太陽のようにまぶしい光をいつでも燃え輝かせていることに・・・気づいてみよう。

そうなれば、嬉しくて、嬉しくて・・歓喜の涙があふれてくることになるのかもしれない。

ぜひ時間を作り、情報遮断(冥想)をして、本当の現実を体験してみてください。