正義とは何か?

ソクラテスの産婆術

                    



 ソクラテスは青年たちと問答する仕事を、産婆術と呼んだ。

老人である自分はもう子供は産めないが、青年たちを助けて、彼らの魂から、真理という子供を産ませるのである。

彼にとって善=徳とは、正義(8)、勇気(11)、節度(14)、敬虔(2)であった。

       



『自分の魂を[善い]と知る』ということは、何らかの実践をしなければならなくなる、実践的自覚であった。

この知行合一論は、アテナイを政治的腐敗から救おうとすることが目的であったため、
彼は裁判で追い込まれ、毒をあおることになるのだ!