
得度式の朝、勤行を終えて伽藍参拝に行きました。
中門、金堂、経堂、大社、西塔、御影堂、大塔
それぞれの前で真言を唱えます。
わたしはこの時、もうすぐ得度式の緊張がMAXになっていて
これからすることの事の大きさを身に染みて感じていました。
みんなよりも先に得度する二人は常喜院に戻って丁字湯に入りました。
そして、白い着物を身に付けます。
白い着物を着た自分を鏡に映した時、「まるでお棺に入っている人みたいだ・・」
と思いました。
お坊さんが袈裟と法衣を受け取りに来て本堂へ向かいます。
不動堂で阿闍梨さんに准胝観音真言と五体投地(三礼)の仕方を教わります。
准胝観音真言は「オン・シャレイ・ソレイソンデイ・ソワカ」
一緒に得度を受ける方と二人で声を合わせて唱えます。
覚えたら目を閉じて、唱えます。
必死に唱えてどれだけ時間が過ぎたかわからないほどでした。
途中で阿闍梨さんが正座の痛みを緩和するために一度立たせてくれて
痛みが和らぎました。
住職が入場され、真言を唱えていた私たちも住職の前に移動。
ついに得度式の始まりです。
(この時、正座による足のしびれはすでに限界点突破です)
住職の後ろには准胝観音が描かれた掛け軸。
阿闍梨さんが式が始まる前に准胝観音がこの式を司っていて、
そのために准胝観音真言を唱えるのだと教えてくださいました。
白い着物を着たわたしは死人のようで、儀式により生まれ変わるのだろうかと
おぼろげに思いました。
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