ソニーの上席常務・天外伺朗さんのマハーサマーディ研究会でのことです。 成瀬正春先生・企画の洞窟での倍音声明を体験しました。
ア・イ・ウ・エ・オを各人が勝手に唱えると母音の合唱となります。
50人の声が洞窟内にこだまするとA・U・M(オーム)の音になるのです。
しばらくすると高音の天使の声が聞こえてきました。唄を歌っています。
不思議に思いながらも、声を聞きながら体内のバイブレーションを感じていました。
セッション終了後、感想のときにその話をすると
「今までに天使の声を聞いたことがあるの?」と天外さんに言われてしまいました。
「いや〜、ありません。」そうは答えましたが「あれは絶対に天使の声だ。」と今でも思っています。
音は不思議なものです。
電車内の雑踏で着メロ(着信音)が聞こえることがあります。
慌てて携帯を取り出しても鳴った形跡がありません。
バイブレーションを感じて鳴ったという意識が音を再現するのです。
最近では護摩修法の際そばで友人が大太鼓を叩いています。
不動明王の真言を唱えながら三十分も叩いていると、やはり音が聞こえてくるのです。
大太鼓の音が一瞬静かになり、周辺で何かの気配を感じるようになります。
そして音や声が聞こえてくるのです。
私は芭蕉の「静けさや岩に染み入るせみの音」を思い出しました。 この句の状態は本当はうるさいのです。
でも静けさがやってくるのです。
多分このときに右脳が活性化するのではないでしょうか?
一般に音の流れは音=耳=感覚脳=記憶脳と流れます。
しかし記憶脳から直接耳に音が伝わる事ができるのです。
密教では私たちの意識の奥にはアーラヤ識やアマラ識という
人類普遍の意識・集合場所があるといわれています。
ですから普遍意識とつながれば記憶脳からどのような情報でも入ってくると考えられるのです。 空海は「宇宙は本箱である」と言っています。
虚空蔵求聞持法とは宇宙の音を聞く修行法なのでしょう。
マハ―サマーディを実践した現代のヨガ行者、パラマハンサ・ヨガナンダは
「創造の波動オームとして宇宙に鳴り響いている宇宙原音に意識を合わせたヨギは、
その音を直ちに自分の理解できる言葉として聞くことができる。」と述べています。
深い瞑想に入ると声が聞こえてくるのは、このような現象なのでしょうか? |