密教入門

大金剛印陀羅尼

真言
ノウマク・シッチリヤ・ジビキャナン・サラバタターギャタナン・
アン・ビラジ・ビラジ・マカシャキャラ・バジリ・サタサタ・
サラテイ・サラテイ・タライ・タライ・ビダマニ・サンバンジャニ・
タラマ・チシッダ・ギリヤ・タラン・ソワカ

小指薬指を内縛。
親指をそばめ合わせ、人差し指で三角形。
中指を人差し指に絡める。

密教の世界にようこそ!!

密教はこの世が仮想現実であり、あなたの心に掛けられている魔法(価値観)を剥いでいくと、
根源の世界(涅槃)に戻っていくと考えています。

世間の人々に掛けられた魔法を解く最初の鍵が、この大金剛印陀羅尼です。

手に印を結び、口にこの真言・陀羅尼を唱えて見ましょう。
この行により高次元の意識となるのです。

密教の伝授は得度を受けた弟子と、阿闍梨の間でしか伝授できないと考えられていました。
ところが得度を受けていない者に、伝授できる便法が一つあります。
それがこの大金剛印陀羅尼を読み上げ、念じることなのです。

密教は印を組み(身体)、真言を念じ(口)、意識(意)をすることで、
行者の三密(身口意)が如来の三密になると考えています。

では大金剛印・陀羅尼の金剛とはどんな意味なのでしょう?
陀羅尼とは真言の長いものです。
真言とは唱えることで高次の世界に入れる魔法の言葉、マントラなのです。

金剛杵とは?

密教では世界を胎蔵界(物質世界)・金剛界(精神世界)の二つに分けて考えています。
この二つは分けられるものではありません(金胎不二)。

金剛杵とはサンスクリット語でバジュラ、チベット語でドルジェ、英語ではサンダーボルト(雷)といいます。
金剛とは菩提心のシンボルです。

密教では修証一如〈修行をする決意さえすれば、覚り(証)が間違いなく開ける〉と考えています。

生命には終わりがないので、死んでも別の人生として再生し(輪廻)いつかは覚りを開けるのです。
そのことを理解して、生死に執着しなくなった人は、気力を取り戻します。
そうすると、気功師のように気を操れるようになるのです。

そのような選ばれた人が金剛所を持つと、
金剛杵がスターウォーズのエレクトリック・ソード(魔法の剣)
のように操れるのです。

フォースの力のあるジェダイの騎士になれるのです。
そのような人のことを密教では金剛サッタと呼びます。


金剛杵の意味


インドのヨーガの説明では、背骨を通る中央脈管の下部、尾てい骨に
クンダリーニのエネルギーが蛇のように三巻半とぐろを巻いて眠っています。
これを目覚めさせるとエネルギーが頭頂部まで上昇し、歓喜と共に覚りが開けます。

真言密教では左手人差し指が中央脈管、右手の中・薬・小指の三本と親指・人差し指が半分で三回半を暗示しています。
これは智拳印、ヨーガではクンダリーニ・ムドラーです。


金剛杵も中央脈管と、上昇するエネルギーを象徴しているのです。

この技法を気功では、大周天と呼んでいます。

あなたも真実の世界を知り、気楽に生きてみませんか?