乳海攪拌


                     


       ネパールに行くたびに、バンコクの飛行場でこの情景にお目にかかります。

       中央にビシュヌが立ち、両側をデーヴァとアシュラが綱引きをしているのです。

インドの天地創造


蛇の王・ナーガは大マンダラ山を、その長い胴体で絡ませています。

ビシュヌの化身・大亀・クールマは大マンダラ山を背に乗せています。

不老不死の甘露アムリタを作り出すために、両サイドからデーヴァ(正義の神)とアシュラ(悪の神)が
ナーガの胴体を綱として、引き合っています。

マンダラ山を回転させながら、海中をかき回しています。

千年以上の攪拌の後、乳海から多くのものが次々と生まれてきました。

最後に天界の医者・ダヌヴァンタリが不死の妙薬・アムリタの入った壷を持って現れました。

正邪・両神の奪い合いは、デーヴァがアムリタを得て、アシュラを天界から追放しました。



この古いインド神話は、天界から「天の日鉾」でイザナギ・イザナミがかき回した、
日本の古事記神話ともつながっているように思えますね!!

人々の深層心理が、神話を作り出しているのです。


神話って面白いですね!!
心理学者・カール・ユングは、生徒に臨床例を教えるよりも、多くの神話を語っていたそうです。

写真の三巻半に蛇が巻きついている姿が、ヒンドゥー教の秘密の教えなのですね!!