ネパールの瞑想少年

2005年11月30日フジテレビ・小倉智昭司会によるニュース番組「とくダネ!」にて
ロイター通信発のニュース、ネパールの瞑想少年が放映されました。
その日ネパールに行くことになっていた私は、翌日カトマンドゥに着いて詳しい情報を調査しました。

少年の名前は、ラム・バハドール・ボムジャン(16歳)。
カトマンドゥの南220キロ、インド国境の近く、ラタナプール村の生まれ。
小学校5年まで在学、その後5年間、仏陀(ゴータマ・シッダールタ)の誕生地、
ルンビニやブッダガヤで瞑想を学びました。

瞑想の地はルンビニから東に50キロメートル、タライ平原のジャングルの中ラタナプールにあります。
今年の5月17日から始めた瞑想は、水も食物もとらず半年以上になっています。

身体は写真(11月始め撮影)でご覧の通り、健康そのもののように見受けられます。
11月始めから、カトマンドゥの人々の噂に上り、一目見ようという人々が訪れ列をなしています。

そのため50メートル離れた場所に柵が作られ、瞑想の邪魔にならないように配慮されました。
動く気配さえない瞑想ですが、喉仏が上下に動くのが映像でも見えます。


以下はネパールの青年達の作ったビデオ・teamのインタビュー情報です。

兄の話

小さい時から、4〜5日どこかへ消えてしまい、
何事もなかったのように家に戻ってくる不思議な子だった。
仕事を一緒にするのが楽しかった。

ブッダガヤに行ったことも家族は知らず、ディハラドンから手紙が来て、
インドに行ったことを知った。

従兄弟ビル・バハドール・ラマの話

食事しなければならないと言うと、彼は右手を出しました。
その手のひらには菩提樹の葉が乗っていました。

葉は水に変わり、彼はその水を飲み込みました。

(現在彼が少年のお世話をしています。)

司会者

ここは深いジャングルの中で、多くの参拝者は、夜になると家に帰ります。
獣に襲われるおそれがあるからです。
(ネパールでは、今でも町の中でさえ豹が出て犬が殺されます。)

ある勇気ある人が真夜中に彼を調査しに来ましたが、姿勢を崩さず瞑想していたそうです。
瞑想している樹の上部、穴の中には、自然に出来た仏陀の像があります。

黄色い服を着たチベット仏教の先生(ネパール人)

彼は5月に二人の知り合いに荷物を持ってもらって、ここにやって来ました。
彼の行動を不思議に思って後を尾行している人がいると言いました。
遠くをうかがって見ると、その通りでした。

彼はここまで一緒に来た、この二人に対して時々しゃべります。
あるときはナーガ(竜神)に祈りなさいと言ったり、五智如来(パンチャブッダ)に祈りなさいと告げます。

赤い服の母親・マヤデビ(釈迦の母親と同姓同名)

最初は息子が死んでしまうと思って悲しかった。
でも今は嬉しい。

小さいときから家にじっとしていられない子供で、兄弟げんかで兄に殴られると、
どこかに消えてしまう子供だった。

チベット仏教の人々に連れて行かれてしまうと思い心配していた。
息子は心配しないようにと返事していた。

(タライ平原の周辺では今でも「人さらい」がいます。子供を誘拐して、インドの売春街に売るのです。
 その子達がエイズに感染し、帰国を許されても仕事はありません。
 ネパールのエイズ感染者に対してのボランティア活動も細々と実践されています。)

認識が世界を創っている

ネパールの瞑想少年のニュースが日本のTVでも放映されました。
コメントを求められた日本の医師が、
「半年も過ぎて食べないのに、あのような身体でいられるはずはない。」と答えていました。
もちろんこれらの情報は日本のテレビ局が製作したものです。

私たちの理解を超えたものに対して私たちは「ウソをついている」とか「だましている」と考えてしまいます。
そのような人々にとって、世界はフラットランド(Byケン・ウイルバー)なのです。

霊的な高みもなければ、精神的な深みもない世界なのです。
唯物論的世界観に縛られているのです。

彼はネパールにおいては「ブッダの再来」といわれています。
また、食べていようといまいと、これだけ長期に渡って瞑想を続けることだけでも、
大変な苦労だと思えないのでしょうか?

このような批判的な人々の意見で、イエスも十字架に掛けられたのではないでしょうか?
あまりにも「偉大すぎて!!」理解不能だったのでしょう。

名も知れない人々の代表は、スミス・ブラウン・ジョーンズです。
映画マトリックスではエージェント・スミスが自分の知らない世界があると理解していない、
無明の人の役割を果たしています。

社会に刷り込まれた価値観を、はがしていきたいものです。


 あなたが「自己を認識」をしたければ、世界の中の「あらゆる周囲」に目を注ぎなさい。
 あなたが「世界を認識」したければ、あなたの中「自分の深み」に目を向けなさい。

(By シュタイナー)