ネパール・ミステリアス・ツアー報告

宗教世界ネパールで、象徴学の面白さを知った。

ヒンドゥーもチベット密教も、コトバだけではなく多くの図像で真理を表現する。

2013年11月、今回もこの不思議な世界へご案内できました。

                  
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最終日のアアマ・ボンボさんはザクリの女性祈祷師。
ザクリとはネパールのランタン地方ゴサイクンド山を聖なる場所とするシャーマンのグループ名です。

頭に何本もの羽飾りを着けて、インディアンのように太鼓を叩きます。
白いローブの上にはたくさんの鈴の付いたたすきを交差させ、鈴の音で自我を外します。

イスラム教のスーフィーやチベットのシャーマンも同じ方法で自我を外します。
(そういえば、タロットの愚者も?!)

加持水を作ってくれて、さまざまな相談事に乗ってくれます。
体格のいいお母さんのオーラを持ったボンボさんでした。

世界シャーマン会議に参加する有名な?シャーマンです。
そのときは日本の新聞にも取り上げられました。

        
   


一番楽しかったこと  ~~~~~裏切られたという思いは幻想だった


旅の終わりごろに、アンナプルナやマチャプチャレの見えるリゾート地、ポカラに行きました。
山の好きな私にとって、ヒマラヤ・トレッキングは毎年一回のチャレンジになっています。

定宿のそばには15年前より行きつけのホテルがあり、その前には笑顔で応対する刺繍Tシャツ屋の親父がいます。
そこへ皆さんをご案内しました。

皆さん、各自のお土産をオーダーし、お金を払い、翌朝ホテルに届けてもらうように頼みました。
以前にも、20人ぐらいの団体をご案内し届けてもらったことがあります。

翌朝、5時サランコットの丘に登り、ヒマラヤの景色を一望の下に楽しみました。
7時にホテルに戻ってきましたが、Tシャツは届いていません。
朝食の最中に来るかと思っていましたが、それもダメで、8時半にホテルを出て、Tシャツ屋の店に行きました。

シャッターが閉まっています。開いている前の店に聞くと、「9時にはいつも来るよ」といいます。
でももう9時です。裏切られたと思いました。

飛行機は10時に出るのです。5分で飛行場ですが、もう待つことはできません。車を飛行場に向けました。
Tシャツ屋の親父には、ホテルの名前と飛行機の出発時間を言っています。

飛行場のチェックも終わり、飛行機到着までの時間を外に出て待っていました。
待てど暮らせど、やってきません。

私は、誠実な彼の心が変心し「、Tシャツを作らずに、お金を取って儲けよう」と思うような人になったのだと思い始めました。

来年3月には山仲間と共に、この町ポカラにまた来ます。
そこで、みんなをご案内した私が領収書をお預かりし、お金をお返ししました。

彼の店で、領収書を突きつけて、返金させようと思ったのです。
「正直が一番だ!!」と言いながら。

この言葉は、以前旅行中にインド人に言ったことがあります。

私にとっては「インド人はウソをつく人が多いが、ネパール人は少ない。」というのが旅をした時の印象です。
だからネパールが好きになったのです。

飛行機の窓の外に見える、ヒマラヤ連峰を眺めながらそんなことを考えていました。

カトマンドゥの飛行場に降りて、迎えの車に乗り、パシュパティナートの焼き場に向かいました。
ここも顔にペインティングをして、身体に灰を塗った不思議な男たち、サドゥー(聖者?)たちがうろうろしているところです。

ホテルに戻り、午後はショッピングです。

翌日旅の最終日、深夜便で日本に帰ります。

今日はアアマ・ボンボさんと占星術師を訪ねる日です。
ボンボさんのヒーリングを受けてから一度ホテルに戻り、荷物を整理して次のイベント、占星術師のところへ行く車を待ちました。

ガイドが来て荷物を載せ始めると、フロントの人が迎えに来たガイドに何か説明しています。
早朝に、国内空港から連絡が来たそうです。

ガイドが「何かポカラのホテルに忘れたものはありませんか?空港に荷物が届いているそうです。
別の車で取りにいかせます。」というのです。


私たちは、占星術師にお会いし説明を受け、旅行会社・NEXの社長宅に夕食を招待されました。
ガイドと先にお宅にお邪魔し、社長の帰りを待ちました。
大画面のテレビを見ながら豪華な居間でくつろいでいますと、社長が空港からの荷物を持ってきました。

これがTシャツだったのです。
Tシャツ屋の親父は、ポカラのホテルのリストから次に泊るカトマンドゥのホテルの名前を知り、国内便で送ってきたのです。

電話一本よこしてくれたら、心配しなかったのに?

努力しても、出来ないことはたくさんあります。
たぶん徹夜で刺繍したのでしょう。寝過ごしたのかもしれません。


起きる出来事は、お互いが誠意を持っていても、ずれることがたくさんあります。

この「ずれ」を直していきたいですね。その努力をしたいですね。

帰国してから、彼の店に電話し、奥さんに感謝のメッセージを伝えました。


ポカラの町から見えるアンナプルナの山は、私の心の中で再び輝きだしました!!