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前のバスが発車し、いよいよ「S春ドリーム号」が到着したのでございます。
とにかくご主人は早めに乗車してしばらくして、外国人の旅行者、若者、中年、老人、
などに混じって今回の旅のお仲間も、土曜日で東京ー奈良5000円という
破格の料金でバス車内はほとんど満員でございます。
やはり値段でしょうかね、朝早く行動を開始するには便利、ただ
体力が残っているかどうか、寝れるのかかが心配でございます。
乗車して一段落して発車、夜行バスなので電灯がついている間(10分)におにぎりを食しました。
Hんのり屋のおにぎり昆布とご飯が結構おいしかったです。
車内の電灯も消え、就寝モードに突入です。
高速夜行バスはそんなにきついものではないのですが、当日のご主人の体調、バスの環境、天候などが影響し、
今回は結構きついものになるのでございます
・においの苦
乗った直後からこのバス、ご主人様の席付近だけか、ちょっと不快なにおいが気になりました。
ご主人様には、肉まんシューマイの豚肉系のきついにおいに感じられたようです。
実は帰りにおいしい肉まんを食することになるのですがこの時は不快でした。
実は最初だけでにおいは慣れてしまってその後きにならなくなりました、同化したんですね。
・温度湿度の苦
この日気温は暖かかったため、車内は寒くなくちょっとむんむん(暖房してるん?)
そして車内はほとんど満員のためのひといきれと、降り出した雨で湿度も加わり、むんむんむんむん、
汗ばんできていまして、オーバーに言うなら亜熱帯のジャングルかというところでございます。
「ふぅ〜気分悪くなるかな〜」(ご主人様は、このたびは紀伊半島の山地に行くのだからと
ダウンを着ていたのでこのようなことになっているのでございます、車内で脱いでいないのは
下にはTシャツ1枚で、着てれば暑い、脱げば寒い状態)
・おたすけ
このとき天のたすけか御仏のご加護か、となりに座りました初対面のお仲間から
木の入れ物から(塗香入れ)、香しい塗香を「使いますか」とお声をかけていただきました。
あまり使用したことがないので、どうするのですかと聞くと
「手にこすりつけ、首などにもつけます。」と親切におしえていただいて、
しらばくは不快な状態から解脱することが出来ました。
本当にこのときはありがた思えました。
まあ、人間、環境悪くても時間がたてばなれちゃうんですがね。
いやいやこのときの親切は、忘れることはないでしょう。
そのとおり、何時間かするうちになれていくのでございます。
・ゆうわく
そうこうしている間に足柄SAに到着、一回だけのトイレ休憩です。
とりあえず、激しくふる雨にかさもささないでトイレに急行して用を足しバスに戻りました。
ご主人様の席は2階に上ったすぐのところですが雰囲気がちがいます、
お隣のお仲間も違う人になってます「しまったバスまちがえたか〜」とあわてて、外にでて、
あたりを見回すと同じようなバスが、確かトラックの隣に止まっています。
これかなと年にはにつかわしくないすばやさで、2階まで行くと、見慣れたお顔を見つけ
事なきを得たのでございました。
やはり聖なる旅には、誘惑や試練がつきものでございます。
いや、たぶん、寝ぼけている天然のご主人様の成せる業でございましょう。
・姿勢の苦
いつも寝ているのが1:00とか2:00とかなのでなかなか眠れずにうとうと状態です
におい、湿気、温度を克服すると、今度は、狭いところなので
体を動かすことが出来ない状態の苦しさが出てきました、
ちょっと横向きにしたり、足を曲げたり手の位置を変えたり、いろいろ試しますが、
バスの椅子ではなかなかいごごちの良い姿勢を見つけることが出来ません、しかし、
そのうち首の不安定さが一番気になるようで、上着を丸めて頭の後ろに置くと意外に楽になり
うとうとできるようになったのでございます。
・おしりの苦
うとうとできる状態になると今度は、体重が一番かかるおしりが痛くなってくるのでございます。
いろいろ体勢を変えては体重のかかり方を調整しますがだめです。
結局、浅く座るタイプのご主人様はおしり全体より、尾てい骨がいたい状態になるのでございます。
この「おしりの苦」は克服できずに奈良で開放されるまでうとうとしながらも続いたのでございます。
・人生の誘惑と試練
修行でも人生でもある状態を乗り越えるとまた次の試練が出てくるものでございます。
また、人生ある状態を超えるとまた次のお楽しみ、目標が出てくるものでございます。
書物でも映画でもそうでしょう、仏陀とかキリストとか修行中、いろいろな段階で
いろいろな誘惑とか試練にあうではありませんか、そうなんです、
生きていること自体が修行なのでございます。
「S春ドリーム号」はまさにそういう状態でございました
オーバーな表現が好きな人でございます。
しかし別にバス移動に慣れたら、こんな話どうでもいいことでございます、
たまたま、この時のご主人の感覚がこのような状態だったのでございます。
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