脱魔法マニュアル
魔法の呪縛

「すべては一つ」という言葉がニューエイジの間でよく聞かれます。
「でも〜、そう言われても〜?何か違うんだよな〜?」
ついそう思ってしまいます。

なんで、一つでないと思ってしまうのでしょう?

実はわたしたちには「すべては一つ」と思わせないように魔法の呪縛がかけられているのです。

その魔法の種類は・親の魔法、・社会の魔法、・国家の魔法、・地球の魔法、・習慣性の魔法などです。
これらの魔法にかけられると、その魔法使いの言葉しか真実はないと思い込まされます。

・親の魔法ってなんでしょう。

私たちの実体は光り輝く魂です。
この魂が肉体という鎧に入ることにより、生命が誕生します。
いままで自由にどこへでもいけた魂は、肉体と言う檻に囲まれてしまったのです。

肉体には感覚器官があり感覚器官を通じて魂に、見たもののイメージ、聞いたもののイメージ、
嗅いだもののイメージ、味わったもののイメージ、触ったもののイメージ、想ったものイメージ、
を繰り返し情報として流します。

その情報がその子の智慧のすべてとなり無意識に刷り込まれます。魂が自己主張をしようとしても、
肉体という感覚器官からきた情報は、怒りの表情(眼)、語気の強い言葉の気配(耳)、
そして最後にはピシャリ「痛い!!」という触覚に、眼、耳、身体が同調し反応します。

この体験が積み重なることにより、魂の奥深くにイメージが刻み込まれます。
これが・親の魔法なのです。

学校に行き、テレビや新聞で社会の情報を入れているうちに、
それが「あたりまえ」であるという魔法にかかります。

詩人の金子みすずは「不思議」という詩の中で
「わたしは不思議でたまらない、誰に聞いても笑ってて『あたりまえだ!!』と言うことが。」
と語っています。

魔法にかかっていると、魔法使いの言葉を信じて、考える、疑う、ことをやめてしまうのです。
「みんながそう言っている。」と思うことが実は、・社会の魔法 にかけられている証拠なのです。

・国家の魔法というものもあります。
あるネパールの詩人は「お父さんが娘に伝える言葉」というタイトルでこんな言葉を残しています。

「地図をよく見てごらん。北、南、東、西。国境という線が書いてあるよ。
 こんなものは魔法なんだ。この線は人々の赤い血の色によって描かれた線なんだ。
 それを、よく覚えておくんだよ。」
このお父さんは、この言葉によって、学校によってかけられた魔法を解こうとしているのです。

・地球の魔法というものもあります。

わたしたちは「地球は閉鎖系で、独立して存在している。」ように思ってしまいます。
とんでもない!!
太陽との絶妙のバランスなくして地球は存在し得ません。

月の引力は海の水を引き寄せるだけでなく、農作物にも人の体内にも、
そして人の心のリズムにも影響を与えています。眼に見えない形で。

わたしたちの肉体が環境と循環しているように、太陽系惑星も宇宙のすべてと循環しているに違いありません。
身体は開放系なのです。
そしてUFOが、地球外生命体が、存在しないと考えるほうが不自然なくらい宇宙は大きいのです。

・習慣性の魔法。
ウ〜ン、これが一番強力で、解くことの出来ない魔法なのです。
肉体という檻は、頑強に出来ていて、魂がどんなにあがいても繰り返し感覚器官から伝えられた情報が、
真実であり安全であると信じてしまいます。

海外旅行でその国の食事をしている内に舌から美味しいという味覚が伝わり、
「やっぱり日本食が一番だね!!」となってしまいます。
そうではないのです。ただ習慣性の魔法にかかっているだけなのです。

「タバコがおいしい。お酒がおいしい。」
わたしたちは毎日魔法をかけられつづけています。
その中で味覚ほど魔法に弱い器官はないのです。

魔法解除アイテム

一度このような魔法をかけられると、人々はより強力な魔法解除のアイテムなしには、
これらの魔法を破ることは出来ません。
魔法をかけられた人は、かけられている状態の方が正しいと信じています。

魔法にかかかっている人々のほうが、圧倒的に多いので人々はその声に賛同します。
そうすると本当の魔法使いの姿が見えずに、魔法から逃れようとする人が魔法使いになってしまうのです。

そして魔法から逃れようとする人に向かって、
「魔法使い!!魔女!!」と非難の声を浴びせてしまうのです。

このように魔法から逃れることには、大変な危険が付きまといます。
しかし魔法使いになると、有限世界から離れ、無限世界に遊ぶことも出来るようになります。

無限世界では生きることが楽なだけでなく、
その世界の情報がクリスタルの球に映るのを見ることが出来るようになります。

また道に迷ったら、いつでも老賢人と話すことも出来るようになります。
未来の情報がわかるのです。
だからこそ魔法使いを目指す人々が、今日も世界の片隅で生まれてくるのです。

それではこれからホームページをごらんの皆さんにだけ、魔法解除のアイテムをそっとお教えしましょう。
ただしこのアイテムを得ると、思わぬ試練が次々と待ち構えていることも覚悟してください。
その覚悟なしには決して手にしてはなりません。

有限世界から無限世界へのステージアップには危険が付きまとうのですから。
ただしこのアイテムを手にするためには魔法の旅に出なければなりません。

ゲーム・ファンタジー
「蓮の世界」
 あなたがこれから旅をする「蓮の世界」は昔から戦乱が続き、争いが絶えません。
 古来よりの教えでは老賢人よりクリスタルを受け取り、雲のかなたに突き上げる
 「空の尖塔」に隠された『最後のクリスタル』を奪うと、
 この世界に永遠の平和がくるのだそうです。
蓮の世界への参入方法
【月輪観】

まずあなたは紙に直径5ミリほどの黒いドット(点)を書きます。
このドットを3分間見つめます。
そして静かに目を閉じ、まぶたの裏にその点をイメージします。

呼吸に意識を集中しドットのイメージを大きくしましょう。
そしてこのイメージを白い壁にある黒いトンネルの穴だと考えてください。
静かに穴に入ります。

穴の中は真っ暗ですが、ここでも静かに瞑想します。
すると穴の奥に一筋の光が見えるようになります。
よく見つめると月のような白い光です。
今度はこの白い光に向かって、トンネルのようなこの穴を抜けていきましょう

暗い穴から出てきたあなたは周囲が眩しくてたまりません。
目の前に立っているのがどうやら老賢人らしく、何かつぶやいています。

「蓮の世界へよく来た。おまえにこれからクリスタルを一個渡す。
 この結晶力は弱くすぐに崩れてしまう。
 旅で出会う敵からクリスタルを奪い、この袋の中に入れるのじゃ。
 そしてマントラを唱えるとクリスタルは結晶化して硬度を増す。
 53個目が大魔王の持っている『最後のクリスタル』じゃ。

 これからおまえに紐のついた革の袋と、一個目のクリスタルと、蓮の世界の地図を渡す。
 また蓮の世界は今のままでは生存できないので『肉体』という名の鎧を着なければならない。
 ・・・・マントラは『オン・マニ・ペメ・フーン』・・・・・・」

地の国

メッセージを受け終わると、あなたは洞窟の外にいる事に気づきます。
皮の袋を胸にかけ、巻物になった地図と剣を持っています。

巻物を開けてみました。
左から右に進むべき道が書いてあります。
蓮の世界は地の国、火の国、水の国、風の国の四つに分かれています。

そして四つ目の、風の国には大魔王の住む風の城と、
その中央に雲まで届く二本の塔「空の尖塔」がそびえ立っています。
地図はここで終わっています。

目を周りの景色に移しました。ここは豊かな農村のようです。
なだらかに上下する坂道がうねりながら遠くの館まで続いています。
館はスペイン風の古い岩壁で守られ、道の中央に門があります。

あなたは剣を腰に差し小麦畑の中を続く道を下り始めました。
すると鎧を身にまとった戦士たちが、剣を抜いて襲いかかってきました。
5人、10人。あなたはこの敵たちと戦い、敵を倒すたびに防御の道具が手に入ります。

最初は剣をよける篭手、鎖の鎧、剣を防ぐ盾。
どれもが『常識』という名の金属で出来ています。
敵を倒すたびに袋の中のクリスタルが増えて来ました。

城壁に近づくと小さなフルフェイスのヘルメットを被った、
顔の小さい割には体のデカイ戦士がそとで門番をしていました。
戦いを挑みましたが、剣は敵の身体に触ることは出来ません。

あなたが逃げながら攻撃をしているうちに、敵のポケットから羊皮紙が落ちました。
落ちたことに気づかずにいるので、「大事な羊皮紙が落ちた!!」と叫んでやりました。

気になった門番が下を見た隙に、あなたの剣は彼の胸を刺し貫きました。
すると一瞬にして敵の身体は煙のように消え、後にはヘルメットと羊皮紙だけが残されています。

羊皮紙には【己を知るものが真の勇者である。己を見つめよ!!】と書かれています。

この敵のヘルメットと羊皮紙を手に入れ城壁に近寄ってみたら、
魔王の住む城壁は、傾斜もゆるく登りやすそうです。
ヘルメットをつけて城壁を登ります。

敵からの雨あられのような矢の攻撃もいままでの防具や、このヘルメットに守られ安全です。
このヘルメットは『ガンバル』という特殊合金で作られていました。
このヘルメットのお陰であなたは城壁を登ることが出来ました。

「地の国」の魔王の名前は、ある人にとっては『受験失敗』『恋愛不成就』『就職戦線離脱』『病気不治癒』と呼ばれています。
さあ、まずはこの魔王の敵キャラを倒さないと次の火の国には辿り着かないのです。

あなたは悪戦苦闘の末、「受験失敗」という魔王を退治し10ポイントのクリスタルを手に入れました。
あなたと共に戦った友人の何人かはこの魔王に敗れ、あなたの元から離れていってしまいました。

さて、袋に入れておいたクリスタルを取り出すと、
それまでに出会った細かい苦労の体験でクリスタルの数が増えています。

袋の中にいま獲得した10個を入れます。
静かにマントラを唱えます。
「オン・マニ・ペメ・フーン」

すると見る見る25〜6個の水晶は皮袋の中で光を発しだしました。
クリスタルは溶け込み、結晶化し、同じ大きさのより硬い一個のクリスタルとなりました。
しばらくすると袋の外にまであふれていた光もおさまりました。

地の魔王の館には暖炉がありその上に円い鏡が飾ってありました。
あなたは羊皮紙が語っていた文章を思い出します。

そうだ「己を見つめよ。」とは鏡のことだ。これも持っていこう。
鏡の後ろには「毎日のぞくこと」と書かれていました。
こうして銀の円鏡(まるかがみ)を手に入れることが出来ました。

火の国

暖炉のそばには消防士の服が掛けてあります。
不思議に思って暖炉の周辺を調べると、暖炉の奥は細く長いトンネルになっています。
ここが火の国の入り口に違いありません。

あなたはかかっていた消防服を着込み、トンネルに入っていきました。
トンネルを超えるとそこは最初から炎だらけです。
足元から炎が噴出し、前方は煙で見えません。

分厚い鎧とヘルメットの上から消防服を着たので、前方はとても見えにくくなりました。
炎で足元も見えず、どちらに行ったら良いかわかりません。

あっ、さっきまで隣にいた友達が、地面に掘ってあった「地獄の底なし穴」に落ちてしまいました。
「あいつは死んだんだ!!この人生は終わりなんだ。」「俺はがんばらなくては!!」
とあなたは自分を励ましながらゆっくりと一歩一歩足を進めました。

ついに火の城に達しその城壁を登り始めます。
魔王が出てきてあなたと格闘になりますが、あなたはヘルメットと鎧で防御されているので、
簡単に火の魔王を倒すことが出来ました。

城壁の上では火はおさまり、水の第三ステージが遠望できます。
あっ、足元に巻物が落ちています。拾って読んでみましょう。

【―これは古代の教えにより書かれた。
 水の国では「炎の剣を探すべし!!
 剣には冷たい青い炎が出ている。
 この剣の意味は『修行をする力』。
 瞑想・断食が良い。】
水の国

読み終わったあなたは、次の水の国に向かいます。
泳ごうと一歩入りますが、手足をばたばたさせても前へ進めません。
何度も繰り返すうちに、銀の円鏡を使ってみようと思いました。

鏡の中の自分を見ると気づきました。
なんと火の国で使っていた、防御服を着ているのです。
「経験知」という名のこの硬い服を脱ぎ再度トライすると、何とか前へ進めるようになりました。

しかし動きが遅く、次々と空中より攻撃を仕掛ける水の妖精に手こずってしまいました。
また鏡をのぞきましたが、合金の鎧は光を反射して映っていません。
「ガンバル」努力をしてもなかなかこのステージはクリアーできないのです。

何度トライしてもくじけてしまうので、どうしたら良いか考えました。
巻物のことを思い出しましたが、あなたの剣は炎の剣ではありません。
胸の袋を握り、老賢人に問い掛けました。

気づくとクリスタルの形が変化しています。
袋から出すと、クリスタルはレンズの形になっています。
巻物の字をこのレンズで見てみました。
すると今まで気づかなかったのですが、紙の端に小さな文字でマントラが書かれています。

『オン・アヴォキャベイロシャノウ・マカボダラマニ・ハンドマ・ジンバラ・ハラバリタヤ・ウ〜ン』

あなたはこのマントラを使い、自分の剣を炎の剣に変化させることが出来る事を知りました。
剣を額にかざし、小さな声でマントラのエネルギーを剣の握りに吹きかけました。
マントラは銀色の煙となり剣に絡みつきました。
すると剣の刃は光り輝きはじめ、周辺から青白い炎を出し始めたのです。

静かに見つめていると、刃に文字が浮かび上がってきます。
「メイソウセヨ」

指示に従って瞑想に入りました。
瞑想に入ってしばらくすると体の重みを感じました。
鎧を着ていることに気づいたのです。
最初のときよりも重い『体裁』という合金の鎧を着ていたのです。
鎧を脱ぐ決意をしました。

ここは水のステージです。
鎧を脱いで軽くなった身体ですが、水の妖精の攻撃する矢は水の中には入ってきませんし、
顔はフルフェイスのヘルメットで覆われています。最高の防御方法でした。
泳いでいくと妖精の攻撃もおさまりました。

袋の中のクリスタルはまた輝きを増し、光が外にまであふれてきました。
大きな水の流れは、いつのまにか川の流れに変わっています。

風の国

川の幅は狭まり両側を土手に囲まれた行き詰まりの地点に泳ぎ着きました。
小さな野の花が一面に咲いています。
ぬれた身体で岸辺に上がると、そよ風が吹いています。
どうやらここが最後の、風の国のようです。

脱いだヘルメットを脇に抱え、剣を腰に差し土手を登っていくと、土手の先は見渡す限りの荒野です。
その奥に魔王の住む風の城がそそり立っています。

荒野に一歩踏み込むと、すぐに空から鷲に乗った悪魔が弓矢で攻撃を仕掛けてきました。
矢の攻撃を避けながら、剣を鞘から抜きました。
空を飛ぶ敵に切っ先を向けると、青白い炎はオレンジ色から赤い色に変わり、
レーザービームのように飛んでいきました。
鷲の背に乗っていた悪魔は、熱さにたまらず逃げ帰りました。

空中から秘密のマントラを書いた巻物が落ちてきました。
この巻物を拾い中を見るとマントラは
「ガーテー・ガテー・パラーガテ・パラサムガーテー・ボディ・スヴァハー」と書かれています。

それから3日間歩きつづけました。
遠くに空の城が見えてきます。なんと大きな城でしょう。
城門はありません。城壁は高く、よじ登れそうにもありません。
中央の塔は雲のかなたまで突き上げていて、尖塔の先は見えません。

攻撃が無いようなので、水のステージのように、着ている物を脱ぐことを思いつきました。
軽くなれば城壁を攀じ登ることが出来るかもしれません。

ヘルメットを取り、服を脱いで裸になり、よじ登り始めましたが、
城壁の最後はオーバーハングしていて登れそうにもありません。
やむ終えず下に戻り、城壁の下で足を組み静かに瞑想を始めました。

一週間の時が経ち、月は三日月となりました。
静かに呼吸をしていると、揺らめく風に乗って身体が浮き始めました。

身体は虚空と一体になり、大空の中に浮いて漂い、
城の中腹にある風の庭園に向かって流されていきます。

風の庭園の上空にたどり着きました。
そこには、死んだと思っていた見覚えのある仲間たちが集っています。

庭の中央には巨大な柱が二本並んで天にむかって突き上げています。
その前には祭壇が設けられ、祈りがささげられています。
香が焚かれキャンドルに火が点けられ、荘厳な雰囲気です。

中央にいるマントを着た僧侶があなたを見て両手を上げました。
空中にいるあなたのことに気づき、皆が声を出し始めました。あなたは静かに降りてゆきます。

懐かしい仲間の顔を見ながらあなたはマントラを唱えました。
「ガーテー・ガテー・パラーガテ・パラサムガーテー・ボディ・スヴァハー」
僧侶はその声を聞き微笑みました。

庭園に降り立つと、友人の一人が声を掛けてきました。
彼は火の国で地獄の穴に落ち死んだはずです。

「いやぁ君に会えてよかった。僕はあの穴に落ちたと思った瞬間にこの国にワープして来たんだよ。
 ここでは毎日、しもつ国(死を持つ国・地・火・水の国のこと)の人々が苦しんでいる姿を見て、
 祈りをささげているんだ。そして順番がくると大魔王に呼ばれて、しもつ国に修行に行くんだ。
 僕たちのクリスタルは、まだ硬度が少ないから輝きが足りないけどけど、
 どうやら君は最後のクリスタルをもらえそうだね。」
「ここ、この国の名前はかみつ国(神密国=神の密集する国)と言うんだ。」

「君、きみ!!」
振り向くと先ほどの僧侶が声を掛けています。
「ほら大魔王からのお呼びだ!!」

大魔王というと怖そうな顔を想像していましたが、僧は細い身体をした柔らかな仕草で手を差し伸べ、
にこやかにあなたを見つめています。

「私ですか?」

「他に誰がいるかね?空の世界に行けるものは!さあこの柱に入りなさい。」

見ると右の柱は円柱形になっていて、中は一人乗りのエレベーターになっています。

「降りる時は四角いエレベーターで降りてきなさい!!」

その言葉を残して上空に超高速エレベーターは昇って行きます。
軽い衝撃がして目の前の扉が開きました。

夜空に月はなく、虚空に浮かぶ丸い石造りのテラスのようです。
四方をキャンドルの光で照らされた大理石の台座があります。

最後のクリスタルがクッションに乗せられ台座の中央に置かれています。
首からかけていた袋を出し、中をのぞきます。中には硬く結晶したクリスタルが入っています。

いままでの苦労があなたの脳裏を横切ります。心をこめて最後のクリスタルを、袋の中に入れました。
マントラを唱えます。
「ガーテー・ガテー・パラーガテ・パラサムガーテー・ボディ・スヴァハー」

円鏡を毎日見ていたあなたには、自分とは仲間と一つであることがわかっています。
いや、仲間だけでなく、すべての生きとし生けるものが、限りない愛の対象になることを知っています。
自然と人は一体であり、自然はいつでもあなたの体内と循環しているのです。
自然を汚すことは自分を汚すことなのです。

炎の剣を使って修行してきたあなたは、苦しみに耐える力も学びました。
そしてその苦しみを与えたのが、神である事に気づきました。
大魔王は神の変化した姿なのです。

そして今まで出てきた敵キャラも、あなたを修行に導く先生たちなのです。
想い出に浸っていたあなたは、袋を胸に抱きしめ最後のマントラを言いました。

「ありがとう。」「ありがとう。」「ありがとう。」

道を示してくれた敵キャラの姿をした先生たちの姿が一人一人浮かび上がってきます。
感謝の気持ちがあふれ眼から涙があふれました。
涙は真下に落ち胸の袋に触りました。

マントラの言葉は波動となり、虚空に浮いている尖塔から、風、水、火、地の国々に響き渡りました。
すべての存在は輝きを増し、天から一筋の光が降りてきて、クリスタルは輝き始めました。
硬度を増したクリスタルは、もはやクリスタルではなく純粋なダイヤモンドとなっているのです。

無明は消え去りあなたの身についていた魔法はすべて溶け、あなた自身が宇宙意識を持つ光の存在になりました。
でもこれでゲーム・オーバーではありません。

真の気づきを得たあなたは四角いエレベータで風の城まで降り、仲間と祈りをささげたあと
「しもつ国」に降りて人々を導かなければならないのです。

ゲームはまたこれから始まるのです。

旅の目的
華厳経の蓮華世界

以上の話は華厳経という仏典を元に書きました。
華厳経ではあなたは善財童子という、道を求める求道者になります。
そして智慧の象徴である文殊菩薩(老賢人)に会い、道を問います。

文殊菩薩は53人の善知識を訪れること薦めます。
善智識だからといって偉いといわれている人々とは限りません。

これらの人々と会っているうちに善財童子は魔法にかけられていたことを知るのです。
これを仏教では(魔法をかけられたまま)無明になっていると言います。

私たちは肉体という鎧と常識というヘルメット(兜)で包まれています。
魔法が解けるということは、胸に光るクリスタル(魂)こそが本当の私であり
目に見える鎧兜が本当の私ではないと気づくことです。

そうすると、この世界がそのまま光明の世界であるということに気づくのです。
途中、敵キャラに負けてしまっても風の庭園に戻り、次の出番を待つのです。

前回での活躍した結果がクリスタルの中にメモリーとして残っています。
仏教ではそれをカルマ(業)と言います。

地・火の国は魔法をかけられる国です。努力が奨励され、習慣的な思考法が良いものとされます。
この経験にこだわりすぎると水の国では生きることが難しくなります。
水の国では掛けられた魔法を解かなければなりません。

経験値という鎧の重さと、常識と言うサングラスのついているフルフェイスのヘルメットを着けていることを知らなければ、
この国を通過できません。
苦しくなり鎧兜を自分で脱ぐ(自殺)とそれがクリスタルに記憶され、次回の旅が重いものになります。

三種の神器
鏡と剣と宝珠(クリスタル)
円鏡
(考えること・神道ではご神体)


旅をするうちに得る円鏡(大円鏡智)は智慧の象徴です。
己とは何かを映します。

仏教では自分とは大いなる自分、梵我一如というのです。
個人の心に入っている魂は、魂全体である神と一つなのです。

炎の剣
(文殊の利剣・神道では草薙の剣)



剣は感覚器官(眼・耳・鼻・舌・身体)からの情報(煩悩)を断ち切る道具です。
眼や耳の喜びを断つには瞑想をすること。悩みや苦しみも断ち切れます。

断食は舌の喜びを断つこと。
イスラム教の人々はラマダンの月は日中食事が出来ない。
この時期に彼らは習慣性の魔法を解くことが出来ます。

それが無理な日本人には、願掛けをして、好きなものを一時的に断つ方法が良いでしょう。
タバコ、お酒、コーヒー、甘いもの・・・・。

3ヶ月もするといまのあなたが、魔法にかかっていたことがわかるのです。
身体の喜びを断つには滝行や山駆けが良いでしょう。

身体の嫌うことをすると習慣性の魔法を解くことができます。

宝珠---クリスタル
(慈悲の心・神道では勾玉)


あなたの心(皮の袋)の中に最初から備わっているのがクリスタル。
最初に手にするクリスタルは、もろいクリスタル。
これが旅を続けるうちに壊れないダイヤモンドの魂に成長するのです(金剛不壊)。

「風の城に行き空の塔に昇る」と決意することを仏教では「菩提心」を持つと言います。
これがこの旅の目的だったのです。

あなたもこれからの旅で、鎧兜の重みで心に入っている魂が潰れるようになるかもしれません。
そうなった時には円鏡や炎の剣を手にしてください。
旅を続ける意思(菩提心)が手に入ります。

マントラ
(真言)


最初のマントラ『オン・マニ・ペメ・フーン』はチベットの観音真言。

『オン・アヴォキャベイロシャノウ・マカボダラマニ・ハンドマ・ジンバラ・ハラバリタヤ・ウ〜ン』が空海の光明真言。

最後『ガーテー・ガテー・パラーガテ・パラサムガーテー・ボディ・スヴァハー』が般若心経の真言です。

インド哲学では「響きがすべてのものを創りだす」と考えています。
それが発展し「言葉は神である」という神秘主義(密教)の考え方になりました。

すべてが一つと言う言葉は仏教では一如と言います。

円鏡に自分の姿を映してみてください。
その中に何が見えますか。

自分の顔ですって?

自分って何ですか?

長い間お付き合いしていただいてありがとうございます。

あなたの喜びが私の喜びに、あなたの悲しみが私の悲しみになりますように!!

私が祈ることやお経を読むことで得たエネルギーを、すべての生きとし生けるものに捧げます。