貴婦人と一角獣

国立新美術館で「貴婦人と一角獣」展を開催しています。
(2013年4月24日〜7月15日・国立新美術館  7月27日〜10月20日・国立国際美術館)

この展覧会の楽しみ方をお伝えしましょう。

気功:第六感による鑑賞法


会場に入るとすぐに巨大なタペストリーが6枚、円形状のホールに吊り下げられています。

私は、すぐに思い出しました。
15年ほど前にブータンのお祭で、パドマサンバヴァのカーペットを吊り下げられていたことを。

そのカーペットの前で、50人以上のチベット僧が、印を組み、
カーペットからの「氣:プラーナ・エネルギー」を受けていました。

美術室の中央に歩み、直立し、全身呼吸をして見ます。

手のひらを広げ、肩の力を抜き、センターの軸のみを意識します。

淡い赤い色の生命エネルギーが、全身に漂いませんか?

                     
密教:曼荼羅としての鑑賞法


触覚、味覚、嗅覚、聴覚、視覚、そして最後の一枚が「わが唯一の望み」と名付けられた15世紀のタペストリー。

仏教は五感(眼耳鼻舌身)を、対象への執着と説きます。
ですので、感覚対象(色・声・香・味・触)を制することにより、覚りが開けると考えています。

その表現を禅宗では「十牛図」として表しています。
チベットでは、浄土への道という曼荼羅で表現しています。

千花模様・ミルヒーユの図は、山川草木、悉皆成仏の天台本学論や華厳の一即一切を思い出します。

    「朝に道を聞けば、夕べに死すとも可なり・・。」

「わが唯一の望み」とは、この世に生まれてきた理由の解明、「覚りへの道」ではないでしょうか?


密教タロット:神道の秘密


神社の入り口には、向かって右に獅子、左に一角獣が座っています。
口を阿、吽の状態にして。

神社の奥のご神体は、すべてのものを写す鏡です。

「視覚」のタペストリーでは、女神が鏡を差し出して、一角獣に己の姿を見せています。
「すべては自分の心の投影」と教えているのではないでしょうか?

「世界はあなたの心の中にある。」と教えているのではないでしょうか?


           


香油を持つマグダラのマリア


え〜、ここにも!!と思ったのが、マグダラのマリア像。

死後の身体に香油を塗ろうとやってきた彼女に、農夫のイエスは「我に触るな(ノリ・メ・タンゲレ)」といったのです。

ベタニアのマリアも、弟子たちの前でイエスの足に香油を塗りました。

マグダラのマリアが、イエスの伴侶だったという説が、ダビンチコード(ダン・ブラウン著)の中心点です。