空海展に学ぶ密教 (’11年7月20日)
空海展


チベット波動ヒーラー養成講座の特別授業として、
空海展と深川不動参拝のコースを歩いてきました。

台風接近にもかかわらず、雨は小降りでしたので
上野駅から国立博物館までは、傘もささずに歩けました。

展示会場は二階、エスカレーターで昇ります。
北大路欣也のナレーションで解説は始まります。



聾鼓指帰(ろうこしいき)の18メートルにも及ぶとされる、
24歳の書の達筆さに驚愕。

空海は、僧侶(通訳・知的エリート)、書道家、土建業、鉱山師などの才能があふれる人物なのだ。

行書、草書は言うに及ばず、真言七祖像に見られる、飛白体の不思議さは、
書家の三筆といわれるに値するものだろう。


空海が虚空蔵求聞持法を伝授されたといわれている、勤操(ごんそう)の画は実直そうな様子の勤操が、
見事な赤い糸を通した水晶の数珠を持っているのが不思議に思えます。


                      


長さ24センチの三鈷杵は、中央に円形の鬼目四箇所、両端が左右に蓮弁帯を作っている、弘法大師招来様だ。
銅に青いメッキの美しい三鈷杵。

この写真をネーパールにオーダーし同一品を作ることにしました。

絵画の中では五大力の絵図が迫力がありますが、やはり東寺の菩薩、五大明王、天部の迫力に勝るものはありません。
東寺では、無造作な配列で証明もなく見にくい像が、スポットライトを浴びて輝きを増しているのです。


                 

その後、法隆寺宝物館2Fの「ドニパトロ=八重鋺」を拝観(重文)し、この道具をヒーリングに使える幸せを噛み締めました。


深川不動


上野から20分で門前仲町。
新しくなった深川不動に初めて行って来ました。

5時の護摩の前に内陣下の通路を歩くと、そこはマトリックスそのもの。
白く輝く水晶のストゥーパが何千個、通路に沿って並んでいます。

二階の弘法大師がまたリアルでグッド!!

不動明王も小粒だがきれい!!

でも護摩堂の賽銭・浄財カエルは・・千と千尋の神隠しのカエルのようで・・・
欲しがってる・・欲しがってる〜と言っているようでした。

でっかい口〜!!
    
         


空海展に学ぶ密教



          


東京国立博物館の空海展は、平成館の二階で行われていました。

エスカレーターを上がってまず音声ガイドを借りました。
ナビゲーターは北大路欣也さんです。

音声ガイド@の弘法大師像に立ちますと渋い声が聞こえてきます。


【それ生死(しょうじ)の川は、恩・愛(おんない)によりて深・広(じんこう)なり。 涅槃の山は、福智を積んで高大なり。】


直訳:

「人生は広くて深い川を泳いでいたり、流されたりしているようなものです。
他者のサポート(恩)や自己のエゴ(愛)により、自分のいる位置が見えなくなっています。
覚りを得ようとする(発・菩提心)あなたの決意(福智)は、(善行を)過去世に繰り返し試みたおかげです。」

意訳:

トランスパーソナル心理学の師・ケン・ウィルバーは「多くの人にとってこの世は『フラット・ランド』である。」と語っています。

すべてが金銭的価値観で集約されてしまうのです。
そのような人にとっては、人生には、深みも、高みもありません。

人生が眼に見えない、カルマにより動かされていると言うことを知ると、
覚りを得ようとする試み(発・菩提心)を始めるのかもしれません。


音声ガイドDは唐から招来した御請来目録です。

【密蔵・深玄にして、翰墨(かんばく)に載せがたし。かわりに図画をかりて、悟らざるに、開示す。】


直訳:

「密教という深い教えは、墨で書いた文字では表すことができない。
曼荼羅という図像を使って、理解できない人々に教えることが出来る。」

意訳:

コトバにより正解を与えると、考えることをしなくなる。これを顕教という。

チベットで曼荼羅の意味を解こうと考えているうちに、ひらめきがやってきた。
そのひらめいた思考法でカモワン・タロットを見たら、深く理解できることに気付いた。

図画はたくさんの情報を隠すことが出来るのだ。


N両界曼荼羅の前に立つと、

【遠くして 遠からざるは すなわち わが心なり 絶えて 絶えざるはこれわが性(しょう)なり。】


意訳:

つかみ所のないのが私の心(無意識)。
でも無意識が現象を起している

深層心理学を勉強すると、心が身近に理解できるようになるかもしれない。

身体に悪いとわかっている(やめようと思っている)喫煙を繰り返すのも、
ストレスという原因を自分の無意識の中に発見できない、特定の思考傾向(カルマ=性)なのかもしれない。


S八体による仏像曼荼羅ではこのような声が流れます。

【法(ほう)はもとより 言(ごん)なし、言にあらずば 顕(あら)われず  真如(しんにょ)は 色を断つ 色を待って すなわち 悟る】


意訳:

現象を言語化することは出来ないが、といって言葉を使わずに理解してもらうことは不可能だ。

つながり世界観はバラバラな世界観が虚妄であることを教えてくれる。
やはり言葉という方便で、(求めている人に)覚りを伝えることになるのだ。

 

            

           密教美術コード(暗号表)


          

【認識に応じて現出する世界】


1=2(金胎不二)


顕教(コトバの世界=二元論)VS密教(非言語世界=非二元論)


胎蔵界VS金剛界=金胎不二


1=3(三密)


仏像=如来・菩薩・明王(天)


音声=口庵・ 阿・ 吽


意味=智慧・慈悲・方便(力)


法具=宝珠・蓮華・金剛杵


三密= 身・ 口・ 意


1=5(4)(五智如来)


東・阿しゅく如来・降三世明王・   五鈷杵・紺・空


南・宝生如来・軍荼利夜叉明王・ 宝珠・黄・地



西・阿弥陀如来・大威徳明王・  蓮華・赤・火


北・不空成就如来・金剛夜叉明王・羯磨・緑・水


中・大日如来  ・不動明王  ・仏塔・白・風