クリシュナを知る

の世に生まれたからには、自分に定められた仕事をひたすら遂行せよ。

行為には罪悪が付きまとうが、行為をしても悪い結果を残さないためには、

執着を捨て行為の結果を願慮しないことが肝要である。

そして、そのように執着なく、結果にとらわれずに行為するには、

すべての行為を最高神(絶対者)に捧げるものとして行うべきである。



これがギーターの説く「放擲(ほうてき=サンニャーサ」です。

「放擲」するには、最高神としてのクリシュナを正しく知り、
あらゆる時に最高神にひたすら帰依する必要があります。

最高神は宇宙をあまねく覆っていて、同時に万物のうちに霊妙なあり方で浸透しています。
それが真実の自己、アートマンです。

「放擲」により、即ちすべての行為を最高神に捧げることにより、行為の超越が成就されます。

そして行為を超越した人は、寂滅の生活を送ることにより、絶対者ブラフマンと一体化し、
すべてを平等に見るようになります。

そのときその人は最高の親愛(バクティ)を得て、真実に最高神を知り、最高神と一体となるとされます。

すなわち、ヨーガを達成して、すべてが平等であると確信する時、クリシュナに最高の信頼を抱く。
そして真実の知識を得る。

最高の親愛は真実の知識に他なりません。

クリシュナが自分の内にある。
自分がクリシュナに他ならないと知る。

つまり自分がクリシュナと一体であると確信する。

そして永遠で普遍の境地に立つことができる。

「ギーター」には以上のように説かれています。