不動明王との邂逅   佐藤弘人

小林先生からウェブサイトに掲載するのでぜひ送って欲しいと言われたことが
このお話のきっかけです。

それは私が小学生の時の話。
他の子供と変わらない、どこにでもいる普通の小学生でした。


ある時、公園で友達と遊んでいた私は辺りが次第に薄暗くなりはじめていることに気が付きました。
門限の時間が迫っていたこともあって、ちょっと急いで家路を辿っていたわけです。
なにせ、5時までに帰らないと親父に大目玉をくらっちゃうわけですから。

公園の出口には信号機のない横断歩道があって片側2車線の道路が走っていました。
この道路は通り慣れた道なので、それ行けとばかりに走り抜けようとしたのです。
私の横には友人が数人。先頭は私でした。

ごく普通に横断歩道を渡りかけたその瞬間、
突然何者かからものすごい力で腹をグイッと押さえられました。

それは紛れもなく大人からグイっと制止されるような大きな力でした。
受けた感覚としては太い竹のようなものでお腹を制止されるといった感覚。

思わず止まったその直後、私の目の前をもの凄いスピードで車が通りすぎて行きました。
もうあと数センチといったところです。
あのまま走っていたら間違いなく轢き殺されるところでした。
「危なかった〜」と当時の私はその場にへたり込んでしまいました。

次は、高校生の頃の話です。
私の友人はよく低級霊を見ると言って悩んでいました。
私は彼の真剣な様子を見て「これは本当に悩んでいるな。嘘ではないのだろう」と思い、
彼の話をいつも真剣に聞いていました。

毎晩のように幽霊が出るという彼の話を聞いて
「よし、俺が泊まりに行こう!二人一緒ならなんとかなるよ」
と彼の家に泊まりに行ったこともありました。

ところが私が友人の家に行った晩はなぜか出てきません。
その後も何度か機会を見つけて彼の部屋へ泊まりに行きましたが
結局その幽霊とは会えず仕舞いでした。

そして、彼が訴えるには、私が泊まった翌日には
決まって以前よりひどい形で霊現象が起きたと言います。

なぜそうなるのか?
その答えはこのお話を最後まで聞いてからあなたが答えを出して下さい。

大学生の頃のこと。先輩夫婦の家に付き合っていた彼女と車で遊びに行った時のことです。
最初はお酒も断っていたのですが、座もかなり盛り上がってきたところで、
とうとうその先輩の酒の奨めに根負けしてしまい、まだ学生だった私
はさしたる罪の意識もなく「仕方ないな」と思い奨められるがまま酒を飲みました。

いざ帰宅しようという時にはもう酩酊状態でしたので、彼女に運転をお願いして
彼女を自宅に送り届けることにしました。
彼女を送り届けた後は、彼女の自宅近くにあるパーキングで小一時間休んでいましたが、
翌日は1時間目から授業があることもあり、眠い目をこすりこすり自宅に向かって車を走らせていました。

ある大きな交差点に差し掛かった時のことです。
信号が赤色になったのを見た私はブレーキを踏んで車を止めました。
そうして自分でも気が付かないうちにそのまま深い眠りに入ったのです。

その後、バシッともの凄い力で左肩を叩かれたことで目を醒ましました。
ほんの一瞬の間に深い睡眠状態に入っていたのです。
バシッと肩を叩かれたのは、その深い睡眠状態から目を醒まさせるためだったようです。

もちろん、助手席には誰も乗っていませんし、警察官が来たわけではありません。
突然、バシッと叩かれたのです。
そのお陰であっという間に酔いが醒めて無事に自宅に帰り着くことができました。

そのほかにも大学生時代に新興宗教団体に入ってしまった友人を逆洗脳して救出したり、
学内に立て看板を掲示したりといろいろな体験をさせてもらったのですが、
小林阿闍梨がおっしゃるには、まさに文殊の利剣を奮っていたようです。

最後はつい先日のことです。
義理の姉がじーっと私の方を見てこう言います。

「いやー、ひろりんのお不動さん見ると不動心が養われちゃうねー」と。
「は?何それ?」と聞き返すと、「不動明王が立ってるじゃん。ロープと剣を持っていて、
 後ろで火がめらめら燃えてるよ」と姉は言います。

一瞬ぎょっとした私は「いつ?!」と重ねて聞き返すと、
姉は「いつも。今もいるよ。あれ?知らなかったの?」と平気な顔で答えます。
「知るかー!そんなん!」と取り乱してしまいました。

そっか・・・なんとなくとは思っていたがやはりか・・・。
最近はそんな気がしていました。
姉曰く、「そのなんとなくが大切なのにー」と教えてくれました。
なんとなくの道を辿っていくと、大きな道に出るようです。

そんなある時、まんだらやの小林阿闍梨とご縁が出来ました。
阿闍梨にいろいろ話すと、「いや、だからさ、もう思い切り明王なんだよ。オーラカメラも真っ赤だし。
やって来たことも明王でしょ。それも不動明王」とのお墨付きをいただきました。

やはりか・・・と今まで自分に起こってきたいろいろな現象が点から面へと変化していきました。
だからといって何が変わるというわけではないのですが、
普礼の真言をお唱えして謙虚、謙虚に精進して行こうと思います^^