高野山得度の次第と感想   一天
宗次郎さん
こんばんは。一天でございます

高野山における得度次第とその感想を拙文ながら申し上げます。

次第

<前日>

・昼頃に入山し、得度でお世話になるお寺にご挨拶

・その後、得度式に着る僧衣や作務衣を購入
 僧衣一式
 (袈裟、僧衣、長襦袢、半襦袢、白足袋、帯バンド、草履/約3.5万〜4万円)
 作務衣(約8千〜1.5万円)

・お世話係担当僧が翌日の式次第を説明

 (1)三礼(さんらい)
  得度授与式の際に必要とされる五体投地の礼拝法
  →3回セットで実施するため事前練習をしました

 (2)得度授与式の際の阿闍梨様からの質疑応答について
  →XXXを保つや否や?と聞かれたら「よく保つ」と応える


<当日>

・朝6時にご住職、行者さんのお努めを拝見
 お経を読誦されるのを聞き、そしてお焼香をしました

・7時半に朝食

・8時半に丁子湯に入湯し、長襦袢に着替え
 身体のお清めです

・9時過ぎ
 担当僧が式に授与する僧衣と袈裟を事前に受け取りに来られる 

・9時45分頃
 担当僧が向かえに来られ、授与式の会場(御本尊)に行きます

・9時50分頃
 式に当たり「准胝観音真言」を教わり繰り返し唱えて待ちます


・10時
 阿闍梨様が入場され式がいよいよ開始
 〜その頃には既に正座による足の痺れ状態〜
 


 長襦袢姿で拝礼、お経を賜り(内容詳細は不明)
 いよいよ練習した三礼

 〜しかし足の痺れが絶頂でやはり片足が痺れで麻痺し
 上手く1回で立ち上がれず、一旦退席し背後の陰で
 介添えのお坊さんに剃髪(3箇所)され、
 そのまま黒の僧衣を着せて頂く




 

 阿闍梨様の前に戻り、いよいよ袈裟と得度の折り紙を授与
 そして礼の質疑応答(ただ只管「よく保つ」と応えるのみ)

 


 いくつかのマントラを証明人の僧侶や行者さんの皆さんで我合唱

 その後袈裟を着た僧衣の姿で改めて三礼

 式が修了し、阿闍梨様と記念撮影
 退席


順番はあやふやですが、だいだいこんな式次第でした
正直言われるがまま、緊張気味の受身的な儀式でしたが、
お経のマントラ合唱の時には下丹田が燃えるように熱くなり、
感動が身体の奥底から湧き上がってくる感じを受けたのを
鮮明に記憶しています。

何かが削ぎ落とされ、そして何かが生まれた瞬間のような、
表現しがたい不思議な体験でした。

ところで何故得度なのか?

私のそもそものきっかけは曖昧です。
まんだらやさんに出入りする中でお話を聞いた程度で、
知識たるやまるで皆無でした。

これまで(といっても1年足らずですが)同時並行的に
様々なヒーリングやエネルギーワークを通して、
心身の浄化ということにフォーカスをしてまいりました。

その中でも「観念のリリース」は日々大きなテーマとして
認識するようになってきていました。

氣にせよ宇宙エネルギーにせよ(同義語?)身体を伝線として通すのに
妨げとなるのが心や頭の様々なブロックということ

そのブロックを取り除き心身綺麗な状態になることが
エネルギーライン整備として不可欠なこと、そう気付いたことが、
強いて言えば私のきっかけです。

ただブロックの除去、ネガティブ除去と言ってもキリがないし、
取ったつもりでも次々と再生してくるものです。

そんな中、「得度」というのは実は僧侶になるスタートラインの儀式
ということだけではなく、想念、観念のリリースの儀式でもあることを知り、
儀式という形態を取る事は、意識的な切り替えに非常に効果的な作用、動機付けが
あるのではと思い始めました。

「衆生の垢をそぎ落とす」
例え単なる儀式でも、その儀式により
後追い的に心身の浄化に繋がる意識状態になる、
そう考え、得度する道を選びました。

といっても、実は元々楽天主義ということもあり、かなりお気楽に捉えていました。
一泊二日の週末出家として、あくまで生活母体に守られながら儀式に参加するといった
興味本位感は否めません。

でもそれで良かったのです。
トリガーとなればそれで良かったし、この僅かな2日間の体験に
大きな潜在的な動機付けパワーが秘められていると感じています。

宗教や信念の枠を超えた深遠で且つシンプルな自分探しの旅、
内なる自分、神なる自分探しの旅のきっかけには、とてもお勧めの儀式といえます。

逆説的に言うと世の通念、概念、常識、枠組みの否定をしたい方には
最適な手法とも言えます。

そこから先は外観に囚われず、ひたすら内観、
個々人本人のみが見つけることが出来る世界の始まりです。

誰彼が占ったり判断出来る世界ではなく、またその後の選択肢の一つとして
そのまま仏門に入られることも良し、そんな風に感じています。

こんな貴重な体験を導いて頂いた宗次郎さん始め、
関わりにあった皆さんに改めて御礼を申し上げます。
そして素晴らしいご縁に感謝いたします。

一天