| 1 |
The
Mind of the Sheep-like and Profane
異生羝羊心(いしょうていようしん) |
性や食といった即物的・肉体的な面にのみ執着して、
わが非を悟らず、悪事ばかりをなす本能的人間のレベル。
無宗教のレベル。 |
| 2 |
The
Mind of the Foolish Child who Abstains
愚童持斎心(ぐどうじさいしん) |
いまだ愚かで幼稚ではあるが、善心が起こり、
社会性、倫理性、道徳性に目覚めた心のレベル。
儒教のレベル。 |
| 3 |
The
Mind with the Fearlessness of a Baby
嬰童無畏心(ようどうむいしん) |
死後の生と復活は信じるが、心身を不壊の実体だと思い込んで、
その空なることを知らないレベル。
道教・キリスト教のレベル。 |
| 4 |
The
Mind the None Existence of the Self
and the Sole Existence of the Aggregates
唯蘊無我心(ゆいうんむがしん) |
ただ、色・受・想・行・識の五蘊(ごうん・万物を構成する五種の集まり)
のみが実在し、我(霊魂)という実体は実在しないということを悟ったレベル。
小乗仏教の声聞(しょうもん)のレベル。 |
| 5 |
The
Mind in which the Seeds of Karma are Eradicated
抜業因種心(ばつごういんじゅしん) |
一切は因縁から生じると悟り、ただ一人その悟りの世界に安住するレベル。
小乗仏教の独覚のレベル。 |
| 6 |
The
Mind of the Mahayana the Welfare of Others
他縁大乗心(たえんだいじょうしん) |
自分のためではなく、一切衆生のために働くという
慈悲の心に目覚めたレベル。
大乗仏教中の法相宗のレベル。 |
| 7 |
The
Mind that is Awakened to the Truth
that the Mind is Unproduced
覚心不生心(かくしんふしょうしん) |
一切の実在を否定することで実在に対する迷妄を打ち切り、
ひたすら空を感じて、安楽境を得るレベル。
大乗仏教中の三論宗のレベル。 |
| 8 |
The
Mind of the One Way of None-Action
一道無為心(いちどうむいしん) |
心の本性は浄らかであり、そこでは主体も客体も
まったく一つであると悟ったレベル。
大乗仏教中の天台宗のレベル。 |
| 9 |
The
Mind the Absence of Self-Nature
極無自性心(ごくむじしょうしん) |
心の本性を極めつくした顕教究極のレベル。
ただし教理を体現するための有効な実践方法を欠く。
大乗仏教中の華厳経のレベル。 |
| 10 |
The
Mind Adorned by the mysteries
秘密荘厳心(ひみつしょうごんしん) |
究極の悟りの境地。真言宗のレベル。
「心の外の穢れはすべてなくなり、荘厳な曼荼羅世界はようやく開示される。
行者が右の眼に(Ma)左の眼に(Ta)を観想するとき、
智慧の眼は根源的な無知の暗黒を破り、日月にもたとうべき瞑想の光によって、
真実智を持った金剛サッタが出現する。」 |