不安の原因
最近は未来が不透明で見えない。

でもこれは最近に限ったことではない。
中世の昔から同じように未来に対する不安はあったのだ。

「タロットの隠者」である老人は、左を見て灯火を上に掲げている。
彼は暗闇の中に佇んでいるのだ。

            

未来が暗闇で見えないとき、私たちも振り返って、彼のように過去の出来事を観察してみよう。

平安時代、鎌倉時代、江戸時代・・我々はどのようにして未来に対する不安に対処したのだろう?



灯火を地面においていては、光が遠くを照らさない。
上に揚げると過去の出来事が明るく照らされるのだ。

知るということが、光であり、智慧の象徴なのだ。

知らないということ(無知)が、不安をもたらすのだ。

自分にとって都合の悪いことは見たくない。
だから「死については」見ないでおこうとする。考えないでおこうとする。

これは無意識の働きだ。

そうすると不安を隠したままで生きることになる。
「タロットの斎王」のように。

              

彼女は自分の眼の横に、ベールがかかっていることを知らない。
彼女は見えない不安から逃れるために、必死に(聖書に)書かれていることを暗記する。

誰かの言った言葉を妄信するのだ。

椅子に座ったままでは、真実を探しにはいけない。
探求の茨の道を歩くには、隠者の持つ杖が必要だ。


彼は若かりし頃、探求したのだろう。
曲がっている杖を持っているのだから。

探求したことは「メメント・モリ=死を思え」

そして・・・彼が発見した真実は「輪廻転生の真実」だった!!