バタフライ・パワー

「ブラジルでバタフライが羽ばたくと、シカゴで大雨が降る。」


最近の科学では、「ブラジルでバタフライが羽ばたくと、シカゴで大雨が降る」といいます。

世界の環境はひとつの国の中で決定されるものではなく「開放系」となっており、
蝶々(バタフライ)のような小さな要因さえも環境を変化させる重要な原因となっていると考えています。
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開放系とは仏教でいう空のことであり、すべてが繋がっていることの表現です。
私達が叡智を持って行動することにより、となりの人の鈴が鳴りその音が世界に交響曲として広がるでしょう。

思いが世の中を帝釈天の世界に作りかえてしまうのです。
人の心がこの世界を支配しているのですから。

その心の伝達を一瞬にしてしまう道具がインターネットであり、
仏典に書かれた網のことをサンスクリット語でインドラ・ネットというのです。

 
帝釈天(インドラ)

JR金町駅から路面電車で一駅のところに、フーテンの寅さんで有名な
柴又の帝釈天(東京都葛飾区)があります。

帝釈天はサンスクリット語の名前を「インドラ」といい、
初期バラモン教世界のナンバーワンの神様でした。

 
帝網(たいもう=インドラネット)

帝釈天のお話は華厳経にも詳しく描かれています。

帝釈天の世界には帝網(たいもう=インドラネット)という網が世界中に張り巡らされています。
その結び目はすべてを照らし映している水晶の宝珠でできています。

それが帝釈天の世界に住む人々の心なのです。

この心がとなりの網の結び目の心に話しかけると、水晶の宝珠は鈴に変化し次々に鈴が現われ
帝釈天の世界はいつも妙なる交響曲を奏でています。



このように、私たちの心(無意識)はすべてのものを照り映しているため、
私本人が物質的に満足していても、アフリカの子供が飢餓に苦しんでいることを聞くと、
私自身が幸福感に満たされることはありません。

聞いて忘れたように思える記憶も、無意識の中でとどまって考え苦しんでいるのです。
このような人は肉体だけが自分であると思いがちです。

しかし環境も自分の構成要素であることに気付かないと、孤立した思いが不安を誘発するのです。
その不安を紛らわすために、気晴らしを求める人生が続くようになるでしょう。