エメラルド・タブレット


「チベット死者の書」とならんで、霊的探求者が読むべき本がこの本だ。

エジプトの神秘が書かれているこの本は、アトランティス人:トートの著作である。

トートの自我(魂)は、その後三回人間として生まれ変わり、
三度生まれのヘルメス(ヘルメス・トリスメギストス)として知られている。

Hermesとは(1)錬金術の (2)閉ざされた、密閉した (3)秘密の、難解なという意味であり、
日本語の密教という意味と同じものである。

霊的探求者は一神教的キリスト教神学に対抗して、中世ヘルメス学(hermetic:錬金術)として、
この世界観を学び、現代科学の発展に寄与することになったのだ。


エメラルッド・タブレット前文



最高の知識は言葉では言い表せない。
というのは、それはあらゆる物質的なコトバや象徴を超越した、諸世界の実体として存在するからである。

すべての象徴(シンボル)は、真理へと導く扉の鍵に過ぎないのである。

その鍵となるシンボルがあまりにも偉大なので、それをさらに越えたものは見ることができないのだ。

だから、多くの場合、真理の扉は開かれないのである。

もしわれわれが、あらゆるシンボルは偉大な法則と真理の延長に過ぎないと知ることが出来ると、
ベールを越えた向こうを見通すことのできる洞察力を発達させることができるだろう。

あらゆる宇宙法則の中で最大のものの一つは、物質的存在としての人間の形成には、
その人の責任があるという法則である。(佛:カルマの法則)

光、生命、愛に対する偉大な探求は、物質界で始まり、その究極目的まで続けられる。
その最終目標は、宇宙意識との完全一体性(佛:我は大日如来なり)である。

物質界での基礎が第一歩であり、それから霊的発達のより高級な目標がやってくる。


タブレット 1


我、アトランティス人トートは、諸神秘の精通者、諸記録の管理者、力ある王、魔術師にして代々生き続けるものなるが、
いまやアメンティーのホールに去り行かんとするにあたり、
後世の人の手引きとするためにアトランティスの智慧を記録に書き止めんとす。

注:アメンティーのホール(聖なる場所:中有)への退去とは、われわれが死と呼んでいるものとは違う。
彼の肉体がエーテル体の中で休んでいる時、彼の意識は多くの肉体に入り、多くの人生を生きたのである。

エジプトではトートは智慧、学問、魔法の神で神々の書記役とされ、
トキ(朱鷺)またはヒヒ(狒々)の顔として描かれている。

トートの偉大な魂は、衆生済度(佛:菩薩行)のために、形を変え姿を変え、化身(佛:輪廻転生)しているのである。
それは社会的指導者としてだけでなく、一生を無名で終わるということも少なくないのである。



我、遠きいにしえウンダル島の大都市ケオルにてこの化身を受けたり。

アトランティスの偉大なる方々は、永遠に流れる命の川の有るアメンティーのホールにて、
自己の生命を永劫より永劫にと、新生せしめるなり。

注:かってあった大陸、アトランティスについてはプラトンが語っている。
彼の多くの智慧もアトランティスの古代からの叡智による。

        アトランティスは13人のアデプト(大聖者)からなり、
        アメンティのホールにはフラワー・オブ・ライフ(生命の花)があり、
        ここで身を横たえてその肉体を若返らせたのである。

アデプトとは第一イルミネーション(魂の光輝)を得たものに与えられる名称である。


(佛:チベットでは、集会図=曼荼羅に描かれる世界観である。多くの霊的存在が語られる。)



アトランティスの指導者は肉体のままシャンバラへ行けるのである。