クラスの布施因君は髪の毛が天然パーマだった。
その上クラス一の美人、苦絵徒さんにいつもちょっかいを出していました。
だからなのか、ある日、クラス委員のジャイアンは
「あいつがクラスの平和を乱している!!」と言って、狐顔のスネ夫君と一緒に、
布施因君を殴り始めました。
「お前は世界の平和を乱している!!」
僕はそれを見ていたんだけど、暴力は嫌いだからクラスを出ようとしていたんだ。
そしたら、しずかちゃんが「暴力は良くないわ!!ねー、のび太くん」って言って
クラスの真ん中に引っ張っていくんだ。
「のび太、お前がこいつを殴らないと、俺がやるからな!!」
ジャイアンはこんなことを言って僕をにらんだんだ。
横からスネ夫が「お前、俺たちの仲間になれなかったらどうなるか知っているか!!」って言うんだ。
ジャイアンは僕の三倍も体重があって、この間は殴られて三週間も寝込んでいたんだ。
僕に逆らえるはずはないじゃない。
頭の良いスネ夫くんだって言うことを聞いているんだ。
僕だって、痛い思いはもうしたくないんだ。
布施因くんめがけてコツンと殴った。
握った拳が痛かったけど、許してもらえた。
ジャイアンとスネ夫、二人の顔を見ていたらわかったんだ。
仲間になったんだ。
そうしたらしずかちゃんが「意気地なし!ドラえもんに言いつけてしまうわよ!!」って言うんだ。
ドラえもんがここにいてくれたら、僕だってこんなことをしやしない。
ドラえもんは宇宙に帰ってしまったんだ。
「のび太くん、もう君は自分だけで生きていける。おめでとう。
でもこれはみんなに言わないでね。」
そう言って宇宙に帰ってしまったんだ。
「ドラえもん〜。帰ってきてよ〜。」
「僕にはどうしたらいいかわからないよ〜?」