修行法?チャネリング?
「マントラの読呪」
論理脳を停止させる


現代の医学では脳の右半球については、ごくわずかしか解明されていないそうです。
その右脳に「直感的・総合的・非言語的認識の中枢」があるそうです。

現代人は社会の中で争いに勝つために、「論理脳・非総合的・言語的認識」である
左脳中心の思考をしていますが、そのために現代のようにゆがんだ社会ができてしまいました。

魔術・錬金術・ヨーガ・チベット密教・真言密教など、多くの古来のミステリースクールの教えには
マントラ(聖句)の読呪の行法を用意しています。

マントラの長時間の読呪は、日常言語としてのコトバを思考する左脳・言語野の働きを封じる働きがあります。

悩みは左脳において考えられています。
長時間のマントラ読呪は悩みを消し、生命力を発生させ、自然治癒力を活性化させるのです。

最終的には、虚空(アカシック・レコード)に入り神仏の声を聞くところまで、
自我を喪失させてしまうのです。


マントラの発声法


「マントラ」の語源は、サンスクリット語です。
インドで古来より多くのマントラが語り継がれてきました。

仏教の開祖・釈迦は一部のマントラを除き、マントラの読呪を禁止しましたが、
密教において再びマントラの読呪が行われるようになりました。

それではマントラの発音は、サンスクリット語・原音に忠実でなければならないのでしょうか?

マントラの効果が発声法によっている とする誤解は、皮相的な「振動理論」にすぎません。
そのようなことを言う人は、精神的な振動と、物理的な振動を混同してしまっているのです。

マントラの効果が正確な発声によっているとするなら
「オン・マニ・パドメ・フーン」というサンスクリット語のマントラが、
チベット人によって「オン・マニ・ペメ・フーン」とチベット訛りに変えられてしまっている事実を、
どうとらえるのでしょうか?

「ノウマク・サンマンダ・バザラダン・センダマカロシャダ・ソワタヤ・ウンタラタ・カンマン」
と不動真言を唱えていた歴史が、無意味だったというのでしょうか?

マントラの力と効果は、個々人の精神的姿勢、知性、感応性によっているのです。

口で言っていたマントラが、身に染み付いてくるうちに、念の力となり現象を変える力を発揮するのです。
「ナム・アミダ・ブツ」と唱えていたマントラも「ナン・マン・ダブ」と聞こえてきてしまうのです。


マントラは拡大鏡


マントラはそれ自身の魔術的な本性のせいによって作用するのではなく、
それを体験する心によってのみ作用するのです。

マントラ自身はいかなる力も持ってはいません。
それはすでに存在する諸力を集中する手段に過ぎないのです。

拡大鏡はそれ自身どのような熱を持っていません。
しかし太陽の力を集中させ、物を燃やす力(火)を発生させる事ができるようになるのです。

マントラにより内在している智慧の火を燃え上がらせ、アカシックレコードとつながり、
宇宙の神秘に参入することができるのです。


オーム A・U・M


仏教発生の地インドで最も有名なマントラがこのオームです。
この名前がネガティブなイメージでとらえられてしまうのは、真言密教にとって大変残念なことです。

「オン・・(神仏の名前)・・・ウン!!」と唱える言葉なくして、
真言(マントラ)宗とは言えないのですから。

数珠を繰りながら、マントラを限りなく読呪していくうちに、
対象となる神仏とのチャネリングが始まるのです。

その要領をウパニシャッドではこう語っています

秘密の教えの偉大なる武器を弓と理解したなら、不断の瞑想で研ぎ澄まされた矢を、そこにつがうべし。
それ(オーム)で心を満たしながら、その矢を引き絞り、おお美しき若者よ、その不滅なるものを的として射抜け。

オームは弓、矢は自分の身、ブラフマン〈神〉は的と言われる。
的は細心の注意を持って貫かれるべし。人は的の中の矢のごとく、ブラフマン〈神〉と一体となるべし。

A:日常的な意識 
U:内的世界の意識・思考・感覚・欲望 
M:主・客未分化の意識

この三文字の結合がオームであり、自分を矢として変容させるためには、
自我の放棄が重要になってくるのです。

弘法大師・空海はこの聖句を
「菩提心を因となし(A)、大悲を根となし(U)、方便を究境となす。」と述べているのです。


倍音声明


オームのマントラよりも、易しいマントラ読呪法が倍音声明です。

声明は儀式の際、「オーン・バンザラ・アー・アー・ァー・ァー〜」
と母音を響かせて発生する行法です。

チベットの倍音声明では七つのチャクラに対応させて、
上よりN・I・E・A・O・U・M「ンー・イ・エ・ア・オ・ウ・ムー」と発声します。

「ア」は胸のチャクラの音です。心が苦しくなるとハァーとため息が自発動します。

「エ」はエヘン虫のいるところです。発言出来ないでいる人のチャクラが詰まります。

「ウーム」は力を入れるときのチャクラです。重いものを持つときに発声すると力が出ます。

「オ」は呼びかけのチャクラです。ソウルメイトや神仏を呼びかけるときに使います。

「エ・イ!」は気を上げるときに使います。足元が軽くなり、勇気が出ます。
      滝行の時に使うと、勇気を持って水流に入れます。

「ンー」はすべてに浸透している音です。発声は断続的にするか、または連続して発声します。


各種マントラ

如来・菩薩とチャネリングをするキーワードです。

 大日如来
(未・申年の守り本尊)
オン・バザラダトバン
 アシュク如来 オン・アキシュビヤ・ウン
 宝生如来 オン・アラタンノウ・サンバンバ・タラク
 観自在王如来 オン・ロケイジンバラ・アランジャ・キリク
 不空成就如来 オン・アボキャシッディ・アーク
 釈迦如来 ノウマク・サマンダ・ボダナン・バク
 阿弥陀如来
(犬・亥年の守り本尊)
オン・アミリタ・テイゼイ・カラウン
 地蔵菩薩 オン・カカカビ・サンマエイ・ソワカ
 虚空蔵菩薩
(丑年・寅年の守り本尊)
ノウボウ・アカーシャキャリバヤ・オン・アリキャ・マリボリ・ソワカ
 弥勒菩薩 オン・マイタレイヤ・ソワカ
 文殊菩薩
(卯年の守り本尊)
オン・アラハシャノウ
 普賢菩薩
(辰・巳年の守り本尊)
オン・サンマヤ・サトバン
 千手観音
(子年の守り本尊)
オン・バザラ・タラマ・キリク
 准胝観音 オン・シャレイソレイ・ソンデイソワカ
 如意輪観音 オン・ハンドメイシンダマニ・ジンバラ・ウン
 馬頭観音 オン・アミリト・ドハンバ・ウン・ハッタ・ソワカ
 勢至菩薩
(午年の守り本尊)
オン・サンザンサク・ソワカ
 般若菩薩 オン・ジシリシュロタ・ビジャエイ・ソワカ
 不動明王
(酉年の守り本尊)
ノウマク・サマンダ・バザラダン・センダマカロシャダ・
ソワタヤ・ウンタラタ・カンマン
 降三世明王 オン・ソンバニソンバ・ウン・バザラ・ウンハッタ
 グンダリ明王 オン・アミリティ・ウン・ハッタ
 大威徳明王 オン・シュチリ・キャラロハ・ウン・ケン・ソワカ
 金剛夜叉明王 オン・バザラ・ヤキシャ・ウン
 愛染明王 オン・マカラギャ・バゾロシュニシャ・バザラサトバ・ジャクウン・バンコク
 ウスサマ明王 オン・クロダノウ・ウン・ジャク
 多聞天 オン・ベイ・シラマンダヤ・ソワカ
 弁財天 オン・ソラソバ・テイエイ・ソワカ
 大黒天 オン・マカ・キャラヤ・ソワカ
 聖天 オン・キリク・ギャクウン・ソワカ
 日天 オン・アニチヤ・ソワカ
 月天 オン・センダラヤ・ソワカ
 荒神 オン・ケンバヤ・ケンバヤ・ソワカ
 諸天善神 オン・ロキャロキャ・キャラヤ・ソワカ