私の人生を変えたバジュラ
私の人生を変えたバジュラ(金剛杵・ドルジェ)



1995年、インドのサイババ・アシュラムから、仏教遺跡めぐりを1週間行い、ネパールに入りました。
前の年に仕事を辞めて充電期間でしたので、インドやネパールの不思議さ、活気のある様子に惹き付けられていました。

インド(ヒンドゥー)のエネルギッシュな無秩序さとは対照的に、
ネパールはチベット密教の統一性の静けさを感じました。

あるときチベット仏教・ボーダナート寺院を歩いていると、物売りのテーブルの上の「バジュラ」に眼が行きました。
なんだかわからずに手にすると、違和感がありました。

呼吸が楽になる・・そんな感じがして、一個求めてホテルで、もてあそんでいました。

両手ではさんだときです。
エネルギーの輪が腕を流れました。

そのような体験は初めてなので、何が起こったか分からずにぼーっとしていました。

右手に持って、左の手の平に向けて動かすと、くすぐったいのです。
何かのエネルギーが流れていると直観したのです。

それからは、バジュラを求める旅になりました。

いろいろな店をあさり、バジュラを手にして、呼吸と共にエネルギーを流してみると、
材質により違う感覚があると気づきました。

バジュラには、尖がったプルバ(独鈷)と先がくっついたバジュラがあり、
バジュラの先端の数で三鈷・五鈷・九鈷と呼び名が違います。

人の手からは氣というエネルギーが出ています。
その増強道具が、バジュラなのです。

バジュラは、サンスクリット語で、チベット語はドルジェ、日本語は金剛杵、英語はサンダーボルト(雷・稲妻)です。



             銀のバジュラ


そしてバジュラのことを知りたいと思い「高野山真言宗」に通いました。
また「盛鶴延先生」を初めとする気功師の先生方に教えを請いました。

チベットや日本の密教では、バジュラを使って「ヒーリング=加持祈祷」を行います。
行法の意味を探ると密教の世界観が明らかになってきたのです。



それから10年、大沼忠弘先生の「カバラ入門」を読みました。
そこで語られていることは、私がチベット密教や真言宗や気功で学んできたことのすべてでした。

西洋にも氣を流す道具、バジュラの伝統があるのです。
魔術と思っていたカバラは、まったく違う真理探求の道だったのです。

手で行う密教のさまざまなしぐさは、氣をコントロールするシンボルなのです。

      呼吸にあわせて冥想すると、氣が腕を流れます(腕周転)



仏教の歴史は、小乗仏教(ヒナ・ヤーナ)、大乗仏教(マハ・ヤーナ)と進化しました。

その最後に出てきたものが、密教なのです。

密教は金剛乗(バジュラ・ヤーナ)とも呼ばれています。


それまで仏教の教えは、言葉を交わすことで伝えようとしました。
しかし覚りの体験は、言説不可得・不立文字なのです。

そこで密教は印というシンボリズムを考え出しました。
そのシンボリズムを解くことによって、正覚(グノーシス)を得るということです。


      巨大なバジュラ(スワヤンブナート寺院)



密教の秘密の鍵




1)金胎不二: 左手は胎蔵界、右手は金剛界です。

2)胎蔵界三部: チャクラは頭頂・胸・丹田です。

3)金剛界五智: 五本の指は、それぞれに意味が与えられています。

  小指から親指に、地水火風空の五大(five elements)になります。




現代社会の矛盾はどのような理由から起きるのでしょうか?


それは低次元のコトバにより人々が洗脳されているからです。

仏教では「煩悩に薫習されている。」といいます。


その状態を、印というシンボルを考えることで、多様な可能性を一瞬にして得ようという試みです。
タロットではこの智慧をグノーシスと呼びます。

密教法具の最初の気づきは、氣が出ていることを実感することです。

微細な世界に入るには、リラックスしながらも、呼吸に意識を集中して氣を感じてみましょう。
これは密教法具のエーテル体レベルのコントロールになります。

空海は「文殊の利剣は諸虚を断つ。」といっています。

さまざまな社会の虚構を発見すること。
すると「私とは?世界とは?」何かと理解できるのです。

そのために密教法具のシンボリズムによる理解が必要なのです。

これはアストラル体レベルの覚醒です。

        
浄三業・印と真言 1=2
 


写真の浄三業の印は、ハートチャクラが開きつつある初心の行者の印です。

上の大いなる存在(如来)とつながろうとして、胸から上方に火のような熱い思いを照射するのです。
「何とかしてくれ〜!!」という叫びかもしれません。

これをサンスクリット語で「おん・すわはんば・しゅだ・さらば・たらま・そわはんば・しゅど・かん」といいます。

そして「身と口と意識により犯した、十悪を断ち切り清浄となりました。もはや垢は付いていません。」と
イメージするのです。


            


   
胎蔵界・三部  1=3



人の身体には三つのチャクラがあります。

額と胸と丹田です。

そこに如来・菩薩・明王が宿ります。
そこに智慧・慈悲・力(方便)が宿ります。
身で作ったカルマ、口で作ったカルマ、意識で作ったカルマが宿ります。

そのチャクラの波動が、口奄・阿・吽(オーム・ア・フーン)です。

チャクラの形は、摩尼宝珠・蓮華・金剛杵です。

(※口奄・・・どうしてもHPソフトで使えないらしいのですが合わせて一文字と解釈してください)

     
金剛界・五智如来  1=5



         


密教世界ではすべてのものを五つに分けます。
これを五大(five elements)と呼びます。

五大は地水火風空に分かれます。
それぞれの色は、黄・緑・赤・白・紺です。

同様に釈迦の叡智は五つに分けられて、
大円鏡智・平等性智・妙観察智・成所作智・法界体性智となります。

それぞれの叡智をもつ存在の如来は、
東に、阿シュク如来。南に宝生如来。西に阿弥陀如来。北に不空成就如来。
中央に大日如来が座していまます。

シンボルは、東より金剛杵・摩尼宝珠・蓮華・羯磨・仏塔(法輪)です。


            

京都駅前の東寺には、このシンボリズムを元に、21体の仏像が配列されています。
「3×5+6=21」のシンボリズムです。

エジプトの神秘主義では「民衆は偶像に祈る。神官(阿闍梨)は数に祈る。」といわれています。

空海の作ったこのシンボリズムの秘密を解くときは、いつになるのでしょうか?